« 2012年7月 | トップページ | 2012年9月 »

2012年8月21日 (火)

思案と知らん

下北沢の小劇場・楽園という小屋でお芝居をみてきました。Glass919の公演「思案と知らん」。演出・出演が大森博史さんなのでね。初日にかけつける。ギュウギュウでした。
岸田國士原作『麺麭屋文六の思案』『遂に「知らん」文六』。岸田戯曲は面白い。父を頂点とする家族という形がきちんとある大正時代。いろいろな新しい波がきても、家族の関係は確固たるもの。父は父。敬語で話し、おうかがいをたて、許可を得る。そういうあたりまえの世界をくずしているのは自分だけど、それがまぶしかったりする。親に敬意を払う。気持ちをあるが、言葉遣いは伴っていない。さらに、友達感覚の親子なんていう「仲よし」至上主義が失っちゃった美しいものがある。
この感覚だからこそ、えも言われぬユーモアーを感じる。そこがおもしろかった。ヤソ教への思いも、大正時代の日本ではそこにすがらなくては生きていけないほど困窮してはいない。個々の解釈がでてくる。父親役の大月秀幸さんがよかった。息子との会話がよかった。息子の時田光洋さんは、気が高ぶり早口になってもきちんと言葉が聞こえる。さすが。真那胡敬二さんのつかみにくい先生とか、大森博史さんの熱い記者の感じとかが、オンシアター自由劇場ラバーには懐かしくてよかった。戸泉真衣の母親も目がよかった。黙っていても、相手にむけるまなざしが母親のそれでした。
年齢層の高い空間で面白かった。小さくて濃密。客席は、能舞台いえば、正面と脇正面だけという感じ。雰囲気があった。でも、時折大きな声をあげたときは必要以上にドキっとした。あの、空間なら大きな声を張り上げる必要はないように思った。たとえば口を閉ざさすとか、その方がインパクトがある。
彗星が明日の夜 地球に衝突するらしい。最後の日、誰といるか何をするか。ものすごい出来事なのだけど、いつの間にか時間が立ち、翌日の夜になってしまう。お酒を飲んでふとんをかぶっておびえるしかない。それでも、夫婦2人淡々としている。家族とか、夫婦とか、恋人とか、人類とか愛について考える。大げさでないところがよかったなぁ。終わり方とか。岸田戯曲を読んでみたくなった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月20日 (月)

ストラスブール美術館展

プチ夏休み、美術館編。いいお天気。横須賀美術館にいってきました。ストラスブール美術館展 -世紀末からフランス現代美術へ-をみてきました。
館の目の前に、海が広がる非常にロケーションのよい美術館。美術展をみて、館のレストランでランチ。芝生が広がり、その前はドーンと海。大きな貨物船が行きかうのをのーんびると眺める。料理も結構おいしい。幸せな夏休みです。  
フランス ストラスブールは、ドイツとの国境に近く、古くより交通の要衝として栄えた街だそうです。ケルトやゲルマンの諸民族の争いや、普仏戦争、世界大戦の舞台にもなった激動の地らしい。戦いばかりではく、歴史や文化を担った人物たちもこの街を通過し、足跡を残しているとのこと。なるほど。だからこんなに、有名な作品が沢山あるのですね。グーテンベルク、ゲーテ、モーツァルト、ヴィクトル・ユゴーなどの足跡もある歴史ある地だそうです。
ストラスブールにある近現代美術館。いってみたいなぁ。印象派からはじまり、20世紀後半までのほぼ1世紀の間に活躍した59作家83点もの作品がきていました。大量。
1枚目から、ロセッティ。「解放の剣にキスをするジャンヌ・ダルク」。ゴーギャンの「ドラクロワのエスクースのある静物」と続く。ドニも2枚ありました。家族を描いた大きなものもありましたが、そうでない「ヒナギクの冠のニンフ」のような作品が好きです。ナビ派は、ボナールをはじめ沢山ありました。ナビ派の色あいが好きなので、うれしかった。
ルノアールは、印刷と本物との差がすごく大きいと思う。「ピン留めの帽子」は、シンプルな色でよりよかった。ロタール・フォン・ゼーハッハの横顔の肖像「エルサ・クーベルレの肖像」がすごく気にいった。誰かに肖像画を書いてもらうということになったなら、ゼーバッハにお願いしたい!と思うほど。金の額の中に金で描かれる。凛としているが華美でなく美しい。
作品はまだまだ。マックス・エルンストに、ルネ・マグリットやマリー・ローランサン。ポールシニャックにシスレーにシャガール。レジェ、ブラックにピカソ。豪華。あっという間に2時間くらい立ちました。目は、次々と部屋の作品を追うのですが、足がくたびれてしまいました。
ピカソの「座る女性の胸像」は、キュビズムの壁に。この日は、妙にひとつひとつが分解されてみえました。小さな子供が、お母さんに「ここ(眉間)に線ができてる」と眉間のしわに妙に興味をもってみていたのも面白かった。 シュルレアリズムの壁も、面白かった。ジャン・アルプの「ダンサー」が、かわいらしかったなぁ。
市民サービスデーとして、ワンコインでピカソ!という企画があるようです。 8/18と25は、横須賀市民は、ワンコイン(500円)で観賞できるそうです。是非この機会に<ピカソ><ゴーギャン>を!というのが面白い。
常設の絵画コーナーをぬけると、ニョロの森が現れる。「ニョロの森 -関野宏子の世界-」ニョロがすこぶるかわいらしかった。カラフルなクネクネと長いもの。それがニョロのようだ。天井をクネクネと縦横無尽に行き交う。真っ白な天井・壁・床に映える。ニョロの巣があったり、卵がいっぱいうみつけられていたり。靴を脱いで、子供が自由に壁に付けたり寝転んだりくるまったり貼ったりできるコーナーもある。子供にまじって私もペタっとはってきました。子供が嬉しくってたまらないともだえながら、喜んでいるのがかわいい。
常設の所蔵点もたっぷりでした。が気に入りました。あと、小山田二郎の「食卓」に釘づけに。あの絵、大好き。いい美術館です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月18日 (土)

亀ちゃんの会再び

再び国立劇場へ。市川猿之助による「大感謝祭! 亀治郎の会 さよなら公演」。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月17日 (金)

江戸粋曲を楽しむ夕べ

小料理屋さんで酒と肴に酔い、粋曲の唄と三味線に酔う。 どこのお大尽のすることやら。
ふふふ。それは、わたくしです。わたくしとおさるが、そんな粋でいなせな人々の集いのはじっこに混ぜてもらってきました。いやぁ、見知らぬ世界の面白かったこと。
柳家小春師匠の唄と三味線と酒と肴に酔う。その場所は、四谷の芸好きのすてきな女将の切り盛りする小料理屋さん。10人くらいの贅沢な空間。そんなシアワセな会にお誘いいただき、ドキドキしながら出かけてきました。誘って下さったのも、とびっきり粋でいなせな染色家の小倉充子さん。ああ、わたくしはなんてシアワセものでしょう。
小唄・端唄・都々逸・新内。その区別もつかないようなわたくしですが、実際にその音を、声を、耳にするとしびれる気持ちは、わかります。百聞は一見にしかず。ああ、これなのね。こんなかわいいことを言われたら、もうデレデレとなっちゃうなぁ。甘えるっていうのは、こういう背筋をピンとして、それでいてそこはかとなく伝わってくる これのことなのかも。ひとつ曲が終わるたび、おさると目を合わせて「んもう、かわいい」と小声でつぶやきあいました。声に出すのはもったいない想いです。ああ、知らなかったなぁ。すてきだなぁ。
小倉さんが、小春師匠の曲にはにおいがあるって教えてくれました。それを、実感しました。ふっと別の空間に連れて行ってくれるこの感覚は、まさしくにおいです。おさるはしきりに江戸だと感心していました。
集まってきた方々も普通じゃない!どの方も気になりお話をきいてみたくなる方ばかり。自分って「普通」って強く思った。小倉さんのきさくさとかわいらしさにも、またドーンとやられました。ますますファンになりました。お酒を片手に会っているなんて・・・現実にお隣にいても、まだ信じられない感じ。 
小料理の場所も、通りを入ったあと、ちょっとひとつふたつと路地を入る。簡単にたどりつけないところもいい。女将の用意してくれた花火もしました。久しぶりで懐かしかった。手で持つ花火の感じとか、けむりの匂いとか。
本を読むことがとても好きです。自分の頭の中で、世界をひろげてみることは楽しい。 
この日は、体感することじわーっと広がる楽しみを味わいました。 おとなになった感じ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月16日 (木)

大感謝祭! 亀治郎の会 さよなら公演

プチ夏休み、半休編。午後からお休みをして国立劇場へいってきます。市川猿之助による「大感謝祭! 亀治郎の会 さよなら公演」。洒落てる。
第一回を京都造形芸術大学の春秋座で観て、感激し、毎年みるべしと決意したものの次にみるのが今回の10回目のさよなら公演になってしまいました。過去のパンフレット売り場をみてみたら持っているものが。どうも6回目も見にいっていたようです。
最初から、亀治郎さんすごいなぁとは思っていましたが進化して更にすごい。
1つめの演目は、義太夫「栴檀女道行」。せんだんじょみちゆきと読むようです。
三代目市川猿之助丈が初世藤間紫の為に作りあげた作品らしい。初演は、藤間紫さんの小睦に、東蔵さんの栴檀皇女だったそうです。今回は、米吉くんの栴檀皇女に、元・亀ちゃんの小睦。小睦が頼もしいので、ちょっと男女のようにもみえました。装置に頼らず、踊りと義太夫で話をみせるという実力不可欠の演目。
義太夫が面白かった。三味線も荒々しく、ちょっとかわっていてそちらにも興味がひかれて大忙し。珍しく三味線の前に譜面がありました。
2つめは、清元「檜垣」。清本になると、先の義太夫ものとガラっと雰囲気がかわる。国立劇場は、2階席でも、非常に見やすいことを発見しました。上手よりだったので花道も半分もみえました。世阿弥の老女物なので、見応えたっぷり。見応えたっぷりなのですが、この老女 かなり無理難題を言いすぎていて、ちょっとおかしくもなる。嫉妬の醜さも重厚にみせる。能では、おかしくなることなんてないから、そこが歌舞伎の面白い底力だなと思う。
最後に、長唄「連獅子」。右近ちゃんとこの演目が一番の楽しみ。天才右近ちゃんは、ものすごくしっかりとしていたので、親子っていうより兄弟のようにもみえる。2人とも、足をあげてもブレることなんてない。安定し間のいいこと。うんまい。右近ちゃんは、身体の角度の作り方と、足を出すところがとってもきれい。天才右近の会をひらいたらどうであろうか。一つ一つの動きにきちんと意味づけがあり、かつそれを感じさせ、その上うまい。獅子頭をまわすところになり、右近ちゃんが、意外にも必死になっていて あーこの人にも多少(ほんの少しだけど)苦手なものがあるのねと安心しました。立ち位置とか、呼応とかもよくあっという間でした。ぱーっと明るく送り出してもらえるのがいいですね。
幕間には、いままでの「亀」時代のもろもろ(Tシャツとかバックとかてぬぐいとか)を販売。過去の会のパンフレットも販売。品数も多く、ここもまた楽しい。
今回は、破格の価格設定。今までの会の半分ほどの値段。襲名で、高額のため足を運ぶことができなかった人にも是非見てほしいと身銭を切ったとききました。男気ですね。かっこいい。すばらしい会でした。
終わってからはおさると合流して暑気払い。「権力」と勝手に名付けた店にて。こっちもすばらしかった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月12日 (日)

其礼成心中

パルコ劇場にて、三谷文楽 「其礼成心中」をみてきました。パルコ劇場にしては客層に年配の方が多かった。御夫婦連れとか。
PARCO歌舞伎『決闘!高田馬場』で歌舞伎に挑戦した舞台の方が衝撃度が高かった。衝撃度比べではね。 文楽に挑戦したこの作も面白かった。
長らく文楽を愛好してきた人達には、ちょっと受け入れにくそうなところも多々あった。笑い声は、若い人のものが多かったように思う。隣の席に年配の御夫婦づれがいらした。御主人はとうとう最後まで手をたたかなかった。不快ではないと思うが、受け入れにくさと葛藤しているのであろう。反対隣の文楽がお好きそうな方は、幕があいたとたん そうきたかっとつぶやいていた。この文楽好きだからこその感情も面白かった。
文楽や歌舞伎をみていると、よく心中ものにあたる。お主のためなら自らの命だけでなく、我が子の首も差し出す。自分の子供を過度に守りすぎる現代人からは、理解が難しい。それよりも疑問が沢山わいてきてしまうのが、心中ものである。死の美しさを感じるのがちょっと難しい。死ぬしかないの?と。誤解とか、タイミングのずれとかで、死を選ばなくてすむのにヤキモキする。曽根崎心中が流行り、心中が流行る。みていてどうしても、なぜ憧れるのだろうという気持ちがわいてきちゃう。そういう、見巧者になる前の人が思う「なぜ」を巧みについた展開になっていて、すごく面白かった。そうそう、そこ疑問ポイントですよと。三谷幸喜らしさをだそうと、少し羽目をはずしすぎなところも見受けられましたが、文楽を大事に扱っている感じがよかった。
普段、文楽をみるのと目の高さが異なったせいもあり、地面となるべき床の位置と人形の足の高さがずれることによる違和感とか、高低差のある設定がしっくりこなかったりと、自分の視点も興味深かった。
とにかくわかりやすい。
お上に抑えつけられている庶民は、お上への皮肉をこめた設定はあるけれど 流行りものをシニカルに見つめる視線というものは、この時代にないのでは。
劇場のサイズもよく、休憩なしの2時間みっちり集中してみた。幕ぎれまでの怒涛の展開も面白かったなぁ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月11日 (土)

第四回 趣向の華

再び、日本橋劇場へ。第四回 趣向の華を観てまいりました。
みどころを予習というよりも、素のトーク満載のプレ公演効果で、あの子もこの子も気になる。この日の内容は、・演奏 (上)雨の五郎/(下)連獅子 ・演奏 夕涼み三人生酔 ・袴歌舞伎 白虎隊(二幕四場)。 プレ公演+本公演4回なのに、昼と夜では演目が違う。また昼は両日違う演目もあるなど、多彩な演目。すごいなぁ。
冒頭にも挨拶あり。その後、演奏。(上)雨の五郎。玉太郎くんの立三味線。背筋をすっと伸ばし、手元をみることがほぼなく、立派でした。続いて、(下)連獅子。こちらは、よく耳にしているので旋律がしっかり頭にはいっているの。いつも、当然完璧な状態での演奏を聞いているので、それと違うと?と思ったりして、あー私もバカみたいにみてきたかいがあったなと思う。必死さをほほえましく思ったり、歌舞伎界のぼっちゃん達は、小さいことからいろいろなお稽古をして立派だなと関心する。小鼓や大鼓、太鼓は発声もよくないとならないし。
休憩後の演奏 夕涼み三人生酔。先ほどのほほえましい雰囲気とガラっと変わる。菊之丞さん、いい声です。じっくりききました。三味線もじっくりききました。これが常磐津なのね。わかりかけてきたかも。場面を想像しながら、こういうのを聞くのもいいなぁ。
最後に、袴歌舞伎 白虎隊。白虎隊は15~17歳の若者。実年齢が近い若い役者たちが、その忠誠心を生きざまであらわそうとする。「死」というものが栄光と見える時代。主のために必死で忠義を尽くす。主のどんなことに対してもなんとか働きをみせようとする。そして、彼らにとって忠義の中でも一番の華は、戦場で命を捨てて奉公することなのであろう。年若の彼らの一途さがつらかった。壱太郎くんは決戦の日を前に病に立ち上がることができない。無念のあまり自害して詫びようとする。白虎隊に入るには一つ年の足りない弟に米吉くん。兄さん僕はいくつかと1つ年を足して15歳と言ってくれと必死に兄をみつめる。 恋人同士よりも、顔をみあう回数の多い兄弟です。顔の角度がいい。米吉くんは、女形さんが似合いそう。踊ると、ちょっと首の角度が独特だけど。けなげを絵に書いたようないい兄弟でした。
亀三郎さんや高麗蔵さんが出てくると場がしまる。若手にないその間の作る力も感じる。
萬太郎くんは、朝日嶽。相撲取りらしい大きさがちゃんと出ていました。装束をつけないのにあらわすとは立派です。 血気盛んで隊をひっぱるのが梅枝くんと歌昇くん。リーダーシップもあり、若さ特有の思いこみもありよかった。ためらいながらも必死に先輩についていこうとしていたり、全員いい芝居だったと思う。自分の役の立場をしっかりと把握し、みている人に伝えようという努力をしているのを感じました。必死すぎて、余白がないところがこの劇に向いているかも。火の手があがる城をみて、あの中には殿がとむせびなく。そして、父が、母が、弟がいるという。少年達の想いをしぼりだす様をみていて切なくなった。このまっすぐな想いを、死という方向でないところへ向けてあげたい。
いい芝居でした。でも気持ちどんよりしてしまう。そんなところでグランドフィナーレ。ええ?!勘十郎さんや菊之丞さんの細やかな気配りと配慮ですね。 お2人に染五郎さんを加え華やかに演奏。會津磐梯山にのせ、若手ががんばって踊る。かわいい。 その後、壱太郎くんと廣松くんが、激しく深川マンボ?!(うろ覚え)で踊る。壱太郎くんの勢いがおかしくってしかたない。あつすぎてかわいい。来年も是非みたい。
来年は歌舞伎座が完成する。このメンバーでゆくゆくは大きな舞台で!と染五郎さんは夢を語っていらっしゃいました。 けれども、この日本橋公会堂の中の日本橋劇場という空間でみる贅沢な趣向の華という公演が好きです。 客席数が増大すると、いろいろな客層を相手にするととになり、その人を大方楽しませるためには趣旨もちょっと変わってくるかも。なーんて思ったりもした。だいたいのことを、このままでいいって思うせいかもしれないけどね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月10日 (金)

『陽だまりの彼女』

つづいての越谷オサム『陽だまりの彼女』(創元推理文庫)を読む。いゃあ切なかった。幸せすぎるって、こんなにドキドキするものなのであろうか。
なるほど、これは本屋さん平積みになるな。中学校のころおバカなあまり、いじめられる子がいる。ある日、その子へのイジワルを発作的にかばいなぜだか自分までクラスで浮いてしまう。そこの、大人になれば克服できるけど、子供のときはこの先状況が変わるなんて思えない閉塞感みたいなものがうまい。あと、正義感。道徳的なこと、これはしていいことか悪いことかの基準が、子供の方がよくわかっているところがある。場の空気を読んだりできないし。
そんな2が、働きはじめてそこそこの下ッ端社員になる。そして出会う。
あーあの娘がこんなにかわいくなっちゃってとか、いとおしくてしかたないとか、きらわれたくないとか、かけひきのへたくそな2人の様子がいい。
すごく好きで、すごく緻密に調査し、それを知られるときらわれるかもと悩み。大変なことばっかりで、そしてすごく幸せ。
言いたいことも、好きの方が勝っちゃう2人。幸せすぎる2人。まだ半分も読んでいないのに、こんなに幸せでいいのかしたら。幸せなのに、幸せが不安を呼びドキドキする。そう文書に操作された。途中で読むのをやめられないひっぱる力のある本でした。
とってもすてきな本だけど、この顛末を自分がどう思うのか。心がきまらない。ゾワゾワする。そしてとても気に入った。これまたいい本でした。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2012年8月 9日 (木)

趣向の華プレ公演

日本橋劇場にて、趣向の華プレ公演をみてまいりました。プレ公演ははじめて。ほぼ、お楽しみトークショーという感じ。藤間勘十郎さんと尾上菊之丞さんにはさまれた、市川染五郎さんが自由にトークする。1回目からの歴史を振り返るはずが、すぐにグダグダになるのがすごく面白かった。プレ公演のような催しは、歌舞伎バカしか集まってこないから?!会場中に役者への愛情がひろがっていて、いい雰囲気でした。
染五郎さんのトークの自由さと、勘十郎さんと菊之丞さんのしっかりしなきゃという責任感の対比も面白かった。沢山のぼっちゃん達を育てていく人は、全体をきちんとみる目があるということがよく伝わりました。 あと、演奏を実際に発表する場を求めているということにも、驚く。
どんどんゲスト登場。ゲストというか出演者登場。冒頭に亀三郎・亀寿兄弟登場。場もうまく運ぶ。後輩を教えることは勉強になるといい事も言う。亀三郎さん本当に声がいいねぇ。演奏者代表で鷹之資くんと玉太郎くんと金太郎くん。大ちゃんは大きくなり、少しスマートになったかな。ぶっつけ本番でがんばるらしい。金太郎くんの面倒をみて、しっかりしていました。偉い。みるたびになんだか偉いと思っちゃう。がんばっている感じです。太鼓も完ぺきとか。マイペースそうな玉太郎くんは立三味線だそうです。こちらも完ぺきらしい。ちゃんとできそうかと聞かれ、半分できそうという子供っぽいお返事がかわいい。金太郎くんはおまけで登場。でてきても客席をむかずにお父さんの方を向いていてかわいい。お芝居の方に出るそうです。ちょっとできそうですって。お行儀のよいちびっこたちです。そしてちょっともじもじ。
続いてぐっと大人に。梅枝くん、歌昇くん、梅丸くん、萬太郎くんと「明烏」チームがでてきて、説明をする。はずなのに染五郎さんの手腕?!で話がそれる。普通の様子がうかがえてすごく面白かった。こういうのがプレ公演のお楽しみなのね。来年もみたいなぁ。結構普通に男子な部分がかわいかった。おしゃれ番長の歌昇くんの髪型のクルンとしたウェーブがなくなってました。番長、襲名で大変だったのかしら。梅枝くんの妙にクールな感じとか。
次に壱太郎くん、米吉くん、廣松くんが「白虎隊」チームとして登場。おばQちゃんとムックくんが兄弟役なんて。ああ「白虎隊」の本舞台の切符もとっておいてよかった。壱太郎くんのこの会での目標は、興奮しないことらしい。興奮する男みたい。目が血走るほど。かわいい。そして、暑そう。そんな必死すぎる青年は、人をひっぱる魅力が出るのでしょうね。
最後に、新悟くん、廣太郎くん、隼人くん、男寅くん。新悟くんがしっかりしたのことが、受け答えでもよくわかる。 若者くんたちは、まじめで一生懸命。人が話をしているときはそれを聞くというごくあたりまえのことがちゃんとできる。染五郎さんが、わりととぼけた質問をしたときに聞いていないと、お互いに注意を促したり。できそうで、できていない人間の基本を再確認しました。私、ちゃんとできていません。以後気をつけよう。
梅枝くんに立役をふるとか、襲名で頑張る兄を支えた種太郎くんに大立ち回りをふるとか、興奮しちゃう熱い男 壱太郎くんにやはり大きな役をふるとか配分がみごと。本人願望をちゃんと知っていて、本舞台ではこないお役のチャンスを与えるとか。勘十郎さんのすごさを再確認。
そのまま、抽選会。ジャンケンするだけなのに面白い。
休憩後、公開舞台稽古「敵討廓春雨」 種太郎くんの奮闘ぶりや、タテを確認する様子をみるのが貴重でした。 少しさらった後、通し。ちゃんと空気が変わったのが立派でした。気をはりっぱなしでメリハリが出ないところが、この会のいいところなのでしょうね。さわやかな気分になりました。土曜日に本公演をみるのが楽しみです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月 6日 (月)

Step by Next

Yumiko Takahashi&Noriko Suwa Exhibition 『Step by Next』

友人の個展(ふたり展)に行ってきました。開催しちゃうなんてすごい。素晴らしい。
銀座のGallery Camelliaに行ってきました。昭和7年に建てられたという"アパート"は、文人や歌手なども暮らしていたそうです。ここ?と通り過ぎてしまいそうな個性的なギャラリーでした。手動のエレベーターがありました。はじめてみました。5階に着くのではなくて、昭和にタイムスリップしちゃいそうでドキドキした。
ギャラリーは、真っ白なこじんまりとした部屋でした。個展=絵画と勝手に思いこんでいました。到着の前に友人から送られた情報で、多少の予測はしていきましたが想像と全く違い、面白かった。異なる作風の2人が、同じ部屋に作品を並べる。境界線にあたりの工夫などもよーくみました。
ポートフォリオもみせてもらいました。作品を創る事を続けてきたからこそある変化が興味深かった。見ているだけじゃなく、実際に手を動かして初めてわかることってあるんだなと強く思った。みて、勝手なことを思ったり言ったりするのは簡単。創ることと見るだけというのは、大きな谷のような違いが横たわっているのだなぁとしみじみおもった。偉いなぁ。形にしてみるってすごいなぁ。続けるってすごい。 この作品の前に、この作品の時代があったのだなとその通ってきた軌跡を感じ、そこも面白かった。
友の別の一面をみるようで、楽しかった。
職場の上役の方や同僚の方がいらしていて、彼女の人柄のよさもよくわかった。いいというのは知っていましたが、愛されていることを確認。気分よくギャラリーを後にしました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月 4日 (土)

八月花形歌舞伎 初日

初日の舞台を観て参りました。昼・夜 共通し狂言なので、たっぷり濃厚。くたびれました。じーっとして観ていただけだけど。

桜姫東文章
海老蔵さんの釣鐘権助。この人の悪はいいねぇ。登場から悪っぽい。出るやいなや、すぐに人を殺めてました。悪びれず。夜の部のように10役演じ分けなくていいので、大げさすぎず。悪が似合う。
対照的な清玄に愛之助さん。生真面目というか思いこみのはげしい融通のきかなさそうな硬さがよく似合っていました。発端の江の島稚児ヶ淵の場では、心中をあきらめるのが早いこと。命は惜しくないけど怖いって。何か言ってやりたいとこ満載の人。罪を着せられ追放されるという落ちぶれた道を選ぶことによって心中しなかったことと釣り合おうとしたり、白菊丸の生まれ変わりであると信じる桜姫に執着したり。
僧清玄と釣鐘権助の対比がよかった。
福助さんの桜姫は、どうしてこの姫のために(お主のために)そこまで命をかけて遣えるのかなぁと思っちゃうところもあった。粟津七郎の右近さんなんて、The忠臣って感じでした。どうしてそんなに真摯に遣えるかした。姫っぽさががガラっと崩れたときが似合いすぎなので、こっちが地?とちょっと思っちゃった。所作のきれいな人なので、動きの少ない姫の時などじっとしている形がきれい。
何か一言二言いいたくなるとこがいっぱい。それにしても・・・と。けれども、大筋に妙に説得力がある。殺されたのは弟・梅若なんて全く出てこないのに梅若伝説とすーっと結びついたりする。四世鶴屋南北作。変わってるけどすごい。 
海老蔵さんは、ザ主役・オレ祭みたいな主役の演目ばかりでなく、こういうぐらいの分量の出の、それでもって存在が後をひくような芝居にもっと出てほしい。贔屓として、こういうのみたい。(夜の伊達の十役にもしばしば足を運ぶのだけれどもね。)
派手で、唐突で、でも古典の流れの筋があって、面白い話でした。母がしきりいいという玉三郎さんと仁左衛門さん(玉孝コンビのころだけど)でみてみたいなぁ。

続いて夜の部。
慙紅葉汗顔見勢(はじもみじあせのかおみせ)。これ、前回も何度も足を運んだのに結構忘れているところがあって、あっ!そうだったわと楽しむ。
何も十役も替らなくてもと思うけれど、こういうスーパースター的な人を魅せるっていうのも歌舞伎の手法なのかもしれないなと思う。
ころころ変わるところは楽しいが、乳人政岡のところが一番よかったかも。動きを押さえていて、気迫でみせた。あと暴れまくる仁木弾正も。
花道のぞばにいたので、累が通ったり、与右衛門が走ってきたりと、内心大騒ぎでした。近い。細川勝元の長袴がぴしっと目の前に。仁木弾正はドロドロと出てくる。香の香りがしました。大立ち回りの仁木弾正は小刀を口に頭の上でおおみえをきる。うひゃー。心臓が止まるかと思ったのは、絹川与右衛門が船の上から長い棒を眼前に突き刺した時です。しえーー。仁木弾正の密書が流れてきたらしい。打たれるのかと思った。富士急ハイランドなんて目じゃないくらいハラハラドキドキしました。
ああ。
今度は、落ち着いてみようっと。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

いざ、八月花形歌舞伎へ

襲名で演舞場が沸きに沸いているなぁと思っていたらいつのまにやら8月になっていました。そして、いつのまにやら初日になっていました。海老蔵丈出ずっぱり公演、八月花形歌舞伎 初日にかけつけました。昼夜観劇。
桜姫は、随分前に歌舞伎座で昼夜通しでかかったときにみました。玉三郎さんとおもだかや一門でした。釣鐘権助に月之助さんになった段治郎さんが出ていました。必死さと堂々とした感じが共存しているなぁと思ったのを思い出しました。今回は福助さんと愛之助さん。それに海老蔵さんの釣鐘権助。海老蔵さんは、最近は福助さんとの組み合わせばかりだなぁ。少々上の方から観賞。
続く 夜の部。伊達の十役。市川海老蔵十役早替り宙乗り相勤め申し候。口上も仁木弾正も与右衛門も赤松満祐も頼兼も土手の道哲も高尾太夫も累も政岡も男之助も、細川勝元まで ぜーんぶオレがやっちゃうもんね。なんて言われたら(言ってないけど)海老蔵丈贔屓としては駆け付けずにはいられません。
本日は1階のかなり前から食い入るように観賞。後日、3階からもみる予定。宙乗り相勤め申し候だものね。
では、いってまいります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月 3日 (金)

青山杉雨の眼と書

夜間特別延長している金曜日を活用し、東博の特別展「青山杉雨(あおやまさんう)の眼と書」展を見てきました。通常の混雑した平成館の展示とは、大違い。落ち着いていてゆっくり観賞できました。ここ、本当に平成館?と確かめたくなるほど。贅沢で嬉しいのに、心配になっちゃう。
日中国交正常化40周年 東京国立博物館140周年 生誕100年記念 とやたら記念づいてます。書の展覧会は、あまりなじみがありません。普段なら素通りをしてしまいますが、東博パスポートがあるし、ちょっくらみてみるかと行ってきました。
第1部は、「青山杉雨の眼 中国書画コレクション」。優れた中国書画の作品を集め、目を肥やし創作活動にいかしたそうです。そういうのを「眼習い」というらしい。書は全くわからないなりに、時々おっ?!と目をみくものがある。金農筆の『楷書九老図記軸』というのは、ポップな感じまでした。不思議。
第2部は、「青山杉雨の書」。青山杉雨の書は、書であって絵画のようでした。中身を正確に理解せずに観賞してもなんだか楽しい。中国のありがたい大切なものよりも面白い。 すぐれた「眼」を持つ杉雨によって生み出された作品の数と書かれていました。なるほど、それで「眼」と「書」という企画なのか。
第3部は、「青山杉雨の素顔」。杉雨の書斎を再現しているところが興味深かった。ご家族のご協力の元、実際の家具などをお借りしているそうです。書斎を飾った硯や水滴なども多数展示。 書斎には百科事典がずらりと並ぶ。ああ書斎らしい。電子辞書でなんでも検索できるかもしれませんが、この重厚な美しい様子はだせないと思った。この書斎はひとりじめで鑑賞できた。ちょっと人が少なすぎ。 いいものを見る眼があって、金銭的にも余裕があって、広い書斎を持つことになったらどんな書斎するであろうかと自分のことも考える。素敵でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月 2日 (木)

『ボーナス・トラック』

『空色メモリ』が気に入っちゃったので、続けて越谷オサムを読む。『ボーナス・トラック』(創元推理文庫)。デビュー作らしい。展開がよく、ひきこまれた。
主人公は、草野哲也。社会人になってそう間のない青年。毎日長時間働いて帰っての寝てまた働いての連続。余裕もない。社会人になってみて、学生のころは時間があったなぁと振り返る。ごく普通。輝くような日々をすごしているわけではない。車で通勤中に独り言を言ったり、手荒な車の運転に悪態をついたりしているごく普通な毎日。そんな中、ひき逃げ直後の現場に出食わしてしまう。逃げずに助けようとする。ここが、普通の人より立派。正しい事をしているのに、警察を待っている間の恐怖とか、警察から第一発見者として疑われる理不尽さとか、そういう表記がうまい。主人公の気持ちにすっとなり、一緒に焦ったり怖くなったりする。
そこに轢かれてしまった被害者が登場する。横井亮太。この人もごく普通の人。轢かれて死ぬということは、あまりにも突然で、轢かれた・死んだという現実を こういう風に受け入れられないだろうなぁと思う。亮太視線での会話も、思うこともすごくよくわかり、一緒になってうーむうーむと読む。草野さんの視線の会話と、亮太さんの視線の会話が ごく普通に交差し展開する。自然でいい。
南兄の真摯な感じもいい。ぶっきらぼうで表現が下手だけど、ちゃんと自分で考えて人のせいにしない。不器用なぐらいの方がいいなぁ。
まじめにこつこつ生きている。飛びぬけた幸運は起こらなくても、地道な毎日に何かいいことがある。ピンチもあるけど。人の悪い面を知ってしまうけど、案外いい奴だと思ったりもする。普通にあることが結構いいじゃんと思える。人のことはよく見える。自分のことはわかっているようで、自然とやっかいなことを避けたり、仕方のないことだと思おうとしている。真実を突かれることを恐れていたりする。人と暮らすことはやっかいだなぁと思っても、人とかかわることを心地いい。そういうことが説教臭くなく、じわーっとしみてくる。お仕事もがんばろうかなって思う。
タイトルの意味が、なるほどしみるところもいい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月 1日 (水)

『空色メモリ』

今日は、横浜の花火大会。いつにもまして豪勢で華やかでした。たまや~かぎや~っていう風情というよりも、ラスベガスのよう。でも、あの重ねる配置のセンスは日本人の技です。きれいでした。東京のも横浜のもみんな違ってみんないい?!

越谷オサムの『空色メモリ』(創元推理文庫)を読む。越谷オサムは、本屋さんでよく平積みになっている『陽だまりの彼女』がずっと気になっていました。丸善で「サイン本」と書かれていたのでついこちらを手にとりました。いい本でした。
ブーちゃんと呼ばれることに抵抗があるけどイヤといえないぽっちゃりとした陸が主人公。非モテ男子の高校生活って書いてあったけど、モテル男子なんてほんのひとにぎりで、残りは男子だと思う。非モテ男子じゃないな。
たったひとりで県立坂越高校文芸部を守る、ハカセ。もうここで立派だと思う。陸は、文芸部に入りびたるが、決して部員になろうとしない。面倒なことから距離を置く。当たり障りなく暮らすことに努力する。高校生のころっていろいろ大変だったなぁと思い出す。陸は、ハカセという友がいる。デブとメガネのモテない男子に春が来るはずないというが、共に春のこない仲間がいる。それなのに、一人で守っている文芸部に入部しない。部員として責任をとることから逃げる。本がきらいじゃないのに、自由に書く方を選ぶなんて意気がっている。それでも部室にいって日常を記録している。「空色メモリ」と名前をつけて。自分は狭い世界で生きていくことが似合っている。これでいいなんて思ってる。そういう気持ちが手にとるようにわかるし、今の自分も同じだなと思う。自分で自分を納得させている。
そんな毎日に、変化が起こる。勧誘もしていない部に入部希望のしかも女子がやってくる。たった一人で。そこからデブとメガネの日常が変わっていく。自分から人にかかわっていく。うまくいかなくも、あきらめない。さすが、たったひとりで文芸部を守る部長だ、ハカセ。そしてハカセのためにがんばる陸。友達なんだなぁ。「友のために何かしている私」に酔うような女子と比べ、男子にはそういうのがなくていい。 
女子は女子で大変。あたりさわりなく生きていればいいわけじゃない。あっちもこっちもいい顔しなくちゃならない。そんな毎日を送りながらも、心に疑問を持つ女子サキが登場する。この子もいい。着陸の方法を教わる前に離陸しちゃうというその感じもいい。秘密もいいタイミングで間違いない人に言っちゃう。
この生きにくそうな子達が、うまくいかないながら必死で策を練る。大事なことを言う意気地がないくせに、あきらめず態度でそれを伝えたりする。不器用な彼らの一生けん命な毎日がいとおしくかわいかった。
調子よくいいところどりをする可愛い子が、実はそんなに楽しくなさそうに描けている感じもよかった。
新谷くんはダルビッシュを思い浮かべながら読んだ。高校生じゃないけど。
とても気に入りました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年7月 | トップページ | 2012年9月 »