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2012年8月 3日 (金)

青山杉雨の眼と書

夜間特別延長している金曜日を活用し、東博の特別展「青山杉雨(あおやまさんう)の眼と書」展を見てきました。通常の混雑した平成館の展示とは、大違い。落ち着いていてゆっくり観賞できました。ここ、本当に平成館?と確かめたくなるほど。贅沢で嬉しいのに、心配になっちゃう。
日中国交正常化40周年 東京国立博物館140周年 生誕100年記念 とやたら記念づいてます。書の展覧会は、あまりなじみがありません。普段なら素通りをしてしまいますが、東博パスポートがあるし、ちょっくらみてみるかと行ってきました。
第1部は、「青山杉雨の眼 中国書画コレクション」。優れた中国書画の作品を集め、目を肥やし創作活動にいかしたそうです。そういうのを「眼習い」というらしい。書は全くわからないなりに、時々おっ?!と目をみくものがある。金農筆の『楷書九老図記軸』というのは、ポップな感じまでした。不思議。
第2部は、「青山杉雨の書」。青山杉雨の書は、書であって絵画のようでした。中身を正確に理解せずに観賞してもなんだか楽しい。中国のありがたい大切なものよりも面白い。 すぐれた「眼」を持つ杉雨によって生み出された作品の数と書かれていました。なるほど、それで「眼」と「書」という企画なのか。
第3部は、「青山杉雨の素顔」。杉雨の書斎を再現しているところが興味深かった。ご家族のご協力の元、実際の家具などをお借りしているそうです。書斎を飾った硯や水滴なども多数展示。 書斎には百科事典がずらりと並ぶ。ああ書斎らしい。電子辞書でなんでも検索できるかもしれませんが、この重厚な美しい様子はだせないと思った。この書斎はひとりじめで鑑賞できた。ちょっと人が少なすぎ。 いいものを見る眼があって、金銭的にも余裕があって、広い書斎を持つことになったらどんな書斎するであろうかと自分のことも考える。素敵でした。

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