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2012年10月11日 (木)

文楽がやってきたヤァ!ヤァ!ヤァ!昼編

我が街に文楽がやってきました。2012年秋の地方公演。神奈川県立青少年センターにいってきました。一昨年は、こんな素敵なこと(巡業)があるのねと直前で気づき当日券でみました。去年は、はりきってとりました。今年は、もっとはりきって昼夜両方みちゃった。以前、国立小劇場で昼夜続けての観劇に挑戦し、集中力がきれてぼーっとしてしまいもったいなかった思い出が。今では、歌舞伎観賞のように、昼夜通してみることができるようになりました。
昼は、桂川連理柵。六角堂・帯屋。最初に解説が入る。長右衛門の人生について、友にあつく長く語りたくなった。38歳と妻のある男と、14歳の少女が心中にいたるまでの話だけど、もともとのもめごとの根本の部分を、全く演じない。解説で話を聞き、ええと思う。そこから、じわじわと抜き差しならない事態に陥り、2人にはこの道しか残されないと手に手をとって・・・ いや、違う!この道以外にもあったろうに。あんなにできた嫁を持ち、人格者の父を持ちながら、長右衛門さん、あなたは心中しかないのか。まったく残されたものが気の毒ですよと思った。 この話を理解していないのと、お半ちゃんが最後にちょっと出てくるだけなので そんなに味方してあげられなかったせいかもしれません。お半ちゃんを遣ったのが、勘十郎さんだったのに。嫁のお絹ができすぎた人間だから窮屈なの?と一筋縄ではいかない人の心のわからないあれこれを感じました。初心者なので、人形ばかりみたいのですが、今回やっと床の魅力にきがつきました。それは、嶋大夫さんのおかげです。まぁ、面白い。どうしても嶋大夫さんがみたくて、首を舞台に床にとキョロキョロ動かし続けました。すごい。いじがわるい母親と義理の弟とおまぬけな丁稚の長吉のやりとりが秀逸。大物の方に言う言葉ではありませんが、これを可愛いというのでは。基本うまい。その技術の上にある愛くるしさ。すごく楽しかった。あんなに生きいきとしているなんて、どうなっているのでしょう。長生きの亀さんのような風貌で(失礼)、語るもの語るもの生きいきとして、楽しくなる。愉快な会話も気迫溢れ、絶妙の間合い。きかせどころも、普通の会話も全力投球。すごい。みていてクタクタになるほど。 長右衛門の人柄について、いろいろ思い、嶋大夫さんの語りに吸い寄せられました。 あー楽しかった。同行の父も喜んでいました。夜の部につづく。

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