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2012年10月 8日 (月)

御園座 吉例顔見世・昼

中村勘太郎改め 六代目中村勘九郎襲名披露となると、どうもじっとしていられません。第四十八回 吉例顔見世公演をみてきました。
昼の部は、嫗山姥から。八重桐廓噺。煙草屋は扇雀さん。似合ってます。腰元お歌は、亀蔵さん。ちゃかちゃかかわいかった。あの、ひょうきんな腰元が着ることが決まっている緑のお着物、好きなのよねー。きてみたい。
八重桐は、時蔵さん。さすが。切腹した蔵人の魂が八重桐の体内に宿る部分で、読み終わったばかりの1Q84のことを考えた。
次に蝶の道行。菊之助さんの助国に、七之助さんの小槇。菊之助さんが助国とは珍しい。でもこのお2人なら、どっちもできそうです。うまいし、若いし、申し分ない。武智歌舞伎の毒々しい感じが、気にならなかった。蝶のはかなさがよく似合っていました。一緒に命を立っても、蝶になり花の大きさにますます頼りなげにみえる。あえて嬉しいのもつかのま、また責め苦に苛まれ、やがて静かに息絶える。はかなさがきれいでした。この2人こんなに似合うとは。すばらしかった。
昼の最後は、「伊勢音頭恋寝刃」ねたばか、ねばたかいつもわからなくなっちゃう。(正解はねたば。)勘太郎改め勘九郎丈が、福岡貢に挑戦ということでものすごく楽しみでした。彼は、すごくうまいし、間も完ぺきなのだけど、若い人が演じるとなんだか少ししっくりこないものがある。何もかもお主のためなのだけど、その大前提はあるのですが、なんだか行き当たりばったりのようで。うーん。どうしてそう思うのだろう。リアルすぎるのかなぁ。
万野は、菊五郎さん。意地の悪いぐあいがなんともいい。イヤな人がいいっていう、こういう味は若いうちには出ないのね。どんなにうまくても。料理人喜助は、仁左衛門さん。反則ってほどかっこいい。お鹿ちゃんが左團次さんだったとは。マイペースすぎるお鹿ちゃん。邪険にされてもなんとなく可哀そうじゃなかった。
お岸に、梅枝くん。これがすごい。もう、女の色気ですよあれは。祇園にお店を持たせてあげようかと旦那気分になってしまうほど。騙されてるとわかっても貢ぎたくなる魔力がありました。恐るべし、梅枝くん。とポカーンとしているところに、お紺さん登場。菊之助さん。あーやっぱりワシがお店をもたすのは、こっちのこだった。またもや旦那気分になりました。すねっぷりのうまいこと。すねてなおきれい。あのうちわのあおぎ方、女子たるもの身につけたいものである。メロメロ。
油屋で、カッカ カッカした貢さん。すごく怒っていて、奥庭へすっと気持ちが入る。殺すことないじゃんと思いつつも、もうなんだかわからず殺すしかなくなっている。血まみれになっているところに出てくる油屋の衆の一人に左十次郎さんが。ついてるわ。
御園座なくなっちゃうのかなぁ。記念にやひろで味噌でんがくと菜飯をたべてきました。いろいろと満足。

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