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2012年11月14日 (水)

通し狂言 塩原多助一代記

そういえば、先月は昼夜勧進帳の演舞場ではなく、国立劇場にしようっと思って観に行ったのでした。「演舞場よ、ここのところずっと、昼夜短すぎますよ、考え直してちょうだい、歌舞伎は国立でもみることができますのよ。」というアピールのため、国立劇場に足を運びました。演舞場にこの思い伝わったかしら・・・
10月歌舞伎公演「通し狂言 塩原多助一代記(しおばらたすけいちだいき)」の覚書。
三遊亭円朝の口演、三世河竹新七作だそうです。母に塩原多助を観に行くといったら落語でしょと言われました。 六幕十一場の通し狂言。どうして、塩原多助の一代記を芝居にしようと思ったのかはちょっとわからないけれど、真面目で地味でしっかりしたお芝居でした。うまいしね。
苦難にあっても朴訥で正直な心を持ち、江戸屈指の炭職人となった実在の人物をモデルにしているそうです。浪人の子だったけど、父親が同姓同名の裕福な百姓と会い、これも何かの縁だ息子を下さいと言われ、養子に出される。養父の後妻の連れ子にしいたげられたり、その娘と許婚になったりと、よく考えるとドラマチックなのだけど、お芝居をみているとそうでもないような気がしてくる。お家乗っ取りとか、親友が身代わりに殺されたりとおおごとが続く。愛馬「青」が危機を救ってくれるところがみどころ。しかも、馬のみせどころ。
三津五郎さんは、苦難にあってもめげすにがんばる。訛っているところがより朴訥で信用できそう。橋之助さんもうまいし、やりとりが間違いない。橋之助さんは、尼になってまたでてくる。すぐにちゃんと女だとわかる。あの兄弟の所作は本当にきれいだと思う。うまいけど、けっこうすぐに死んでしまう。もっと活躍して欲しかった。短い間にも人をまんまとだましたり、崖底に突き落とされたり?!の大活躍。 三津五郎さんの塩原多助は、許婚(孝太郎さん)に真男がいたり、殺されそうになったりと大事続き。でもなぜか落ち着いて(地味に・・)みえる。江戸に流れつき拾ってもらった炭屋で真面目に働き、大富豪に眼を掛けられその娘に惚れられる。4時間近い芝居ですが、最後の15分くらいであれよあれよとトントン拍子に幸せになっていく。あ~れ~という感じで成功者になるのがおかしかった。さっきまで邪険に意地悪くしていた孝太郎さん(許嫁)が、一転富豪の娘になり惚れて言い寄っていました。別人役だけど、おかしい。 三津五郎さんと巳之助くん、大活躍。大和屋~

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