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2012年11月 3日 (土)

天竺徳兵衛新噺 市川猿之助何もかも相勤め申し候

文化の日。両親と一緒に明治座へ。市川猿之助、何もかも相勤め申し候って感じでした。出てくる人出てくる人、亀ちゃんなのでおかしくなりました。(最後には母が、他の人にもゆずってあげればいいのにと言っていました・・・)
三代猿之助四十八撰。俺を観に来た客を俺が楽しませるための芝居。俺を見よという芝居が要望され、成り立っていたのがすごい。ヤマトタケル10ヶ月ロングランというのは、やはりすごいことだと思う。私は古典がみたいが、この業績は、素直に尊敬する。
でもと思う。もう少し歳をとって、若さでひっぱってきた時代から円熟期にさしかかった具合のお歳頃になってからがいいのじゃないかなぁ。 アクもまた魅力の年代に。たっぷりみせるという点が、どうしても「どうだっ!」って感じになってしまう。
この公演は、天竺徳兵衛ではなく新噺(いまようばなし)がついた天竺徳兵衛新噺である。あちこちに、他の有名な演目の面影がある。ザいいとこどり。それでいいのだ。見事なまでに、楽しませることに心をくだき、ちゃんとうまい。猿之助さんのお役は、天竺徳兵衛・小平次・女房おとわ。 あれ?これだけだった?10個以上ありそう。女房おとわが一番気に入りました。悪婆。あくどい。残酷で色っぽくて薄情。 今回の目玉役者は米吉くんです。ワンダフル。今年に入るまで、あまり舞台でお姿をみることはなかったのに。きちんと稽古を続け、いざ出番となると大活躍。かっこいい。小平次妹おまき。かわいらしいのだけど、それだけじゃない。見染めた人に猪突猛進。あきらめるという文字はわたくしの辞書にはなくってよ。いとしいお方のそばにいたいの。兄さまが亡くなったらしいけど、それよりこの方のおそばにいたい。ええー。堂々としていて、結構みせます。猿弥さんの馬士の多九郎も、いい感じの悪人でした。うまいね。この座組みは。
舞台のセットが、これでもかこれでもかとド派手。大きくてびっくりするものばかり。なので、転換に時間がかかり盛り上がった気分が落ち着いちゃうのがちょっと惜しい。
猿之助さんはすごい。 NHKのスペシャル番組が非常に面白く、より興味をもった。今回観に来るにあたり、一家で復習のため再見してから明治座にやってきました。 努力ってここまでするものなのね。背負っているものの大きさに負けず、クールを装う熱い男。 オレンジシュース開けて、オレンジシュース開けて、オレンジシュース開けて。とロビーで真似にてみました。そこしか真似できない。

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