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2012年12月31日 (月)

『むかしのはなし』

今年ももう今日でおしまい。お部屋が片付こうと片付くまいと年は変わるのであった。そこそこ清潔になったのでこれでよしとしました。

三浦しをん『むかしのはなし』(幻冬舎文庫)を再読。冒頭に昔話が載せられ、その後に短編が続く。7編の短編。よく知る昔話を読んだ後に読む。どうしてこの並びなのかなと思いつつ読んでいくと、何かつながるものがみえてくる。水知らずの人の生活でも、同時代ということで、何かながりがでてくる。本人達すら気がつかないうちに。この昔話との関係と、短編の関係を考えながら読みすすめる。半ばすぎに、三カ月後に隕石がぶつかって地球が滅亡するとわかる。抽選で選ばれた人だけが脱出ロケットに乗ることができる。死にたくないという恐怖が落ち着き、大地も空気もない宇宙で命を長らえることってどうなのだろうと思う。大災害があると「普通」ってなんてすばらしいのだろうと気がつく。いつもどおりのかわらない暮らし。破壊王のようなモモちゃん。常識あるが一番恐れる理屈を超えた暴れん坊。でも彼は「死ぬことは、生まれたときから決まってたじゃないか」と落ち着いている。状況が変わる時に、人は人とつながっていたいと切に願う。その時に一緒にいたい人は誰なのか。そもそもいるのか。つながっているために言葉がある。生きてきた人の口を伝って今に残されている昔話の力ということなのか。ハっとして、読後もう一度読み直した。
伊坂幸太郎の『終末のフール』も読み直してみようかな。

歌舞伎座新開場 あと92日

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2012年12月28日 (金)

『勘九郎とはずがたり』

本日、仕事納め也。我が職場は1月4日もお休みなので9連休。ウキウキです。

中村勘九郎『勘九郎とはずがたり』(集英社文庫)を再読。自分で書いたというものではなく、語ったものを文章にした1冊。先代の勘三郎さんを亡くした後、自分でいうのも何だけどすごい人なんだよ、うちの父はと熱く語る。もう身振り手振りで語る様が目に浮かぶようです。父に怒られるのではとか、この間父がほめてくれそうなことがあったよと舞台での出来事を語る。もう、いなくなってしまったことなんか忘れて、読んでいる間くらい楽しくしたいのだけどうまくいかない。最後に連獅子を踊ったのは父が77歳の時だったと振り返る。舞台稽古では、心配になる程しょぼしょぼしているのに、舞台では後光がさすんだと上気して話す。あーそうなのだろうなぁ。現・勘九郎さんや七之助さんにそんな心配をされて、舞台ではびっくりするほどキラキラした77歳の勘三郎さんがみたかった。
舞台で父が息をすったりはいたりして間を教えてくれたことが、どんなに今に活きているか(そして大きな息の音がけっこううるさかったとか)、天才肌で気分屋の先代 勘三郎さんのことが、どんなに好きだったか、尊敬していたのか、自分がどんなに歌舞伎が好きなのか(、そしてどんなにやんちゃな坊やだったのか)、よーくわかった。
きっと現・勘九郎さんや七之助さんもそんな風に父 勘三郎さんを語り、そんなふうにすごい役者になると思う。だってうまいもん。キラキラして魅力的なもの。大丈夫ですよと心の中で言ってみました。

歌舞伎座新開場 あと95日

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2012年12月27日 (木)

『白いへび眠る島』

仕事のあとに、築地本願寺に行ってみました。間に合わないとは思いましたが、行くだけ行ってみたかったので。一般受付は終わってしまっていましたが、門のあたりからも会場の遺影がみえました。沢山の人が静かに集まってきていました。本願寺から、車が出るところでしたのでお見送りをしてきました。中村屋って声が沢山かかりました。「ありがとう」も。拍手の中、静かに車が出て行きました。勘九郎さんと七之助さんが車の中から丁寧に会釈していました。その手に遺骨とお位牌がなければいいのに。実感するのは辛い。寂しい。
すてきなものを沢山みせてくれて、わくわくさせてくれて、どうもありがとう。ずっと覚えています。大好きです。

三浦しをん『白いへび眠る島 』(角川文庫)再読。これまた忘れていて新鮮に読む。
今も古い因習が残る過疎の進む島。しきたり、因縁、伝説そういうものの中で年寄り達が暮らす島が拝島。高校で島を出た悟史が夏休みに帰省。島に残る幼なじみの光市は、そんなしがらみを物ともせず、漁師として一人前になりしっかり地に足を付け暮らしているようにみえる。そのようにみえるだけであって光市の中にあるものや、島を出た悟史が島に抱く疎外感という冷たい感情がよかった。肉親だからこそいがみ合い、不思議な能力だからこそ隠し、余計こじれていく。十三年ぶりの大祭の前に、言うのもはばかられる怪物『あれ』の噂が出る。人知れずすごい戦いがあり、そこにすむものは何もしらずその犠牲の上に保たれた安全を享受する。それでいい。
自分が矢表に立つのは困るくせに、憧れたりする。「持念兄弟」と特別な縁に惹かれ、持った責任の重さにおしつぶされそうになる。すんなりいかない生き方がすごくよかった。

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2012年12月26日 (水)

『ロマンス小説の七日間 』

三浦しをん『ロマンス小説の七日間 』(角川文庫)を再読。すっかり忘れていて、新鮮に楽しむ。
いきなり、ハーレクィーンっぽいロマンス話。姫とか騎士とか民の暮らしを守るとか。海外翻訳を生業とする20代女子あかりが主人公だからでした。中世騎士と女領主の恋物語は、歯が浮くような設定だけどときめく。ヒストリカル・ロマンス小説というらしい。こういうのを目を輝かせて読んでいて頃もあったなぁ。同棲中の彼氏 神名は浮世ばなれして経済的には不安なのだけど、肝ったまがしっかりしていて魅力的。うまく小説にのせられてヤキモキしたりしながら、夢中になって読む。ちょっと乙女心をとりもどせた気すらしました。 若さいっぱいってことが、読んでいて恥ずかしくなるのでなく ドキドキさせるってスゴ技です。
三浦しをんの若いころの小説。新感覚恋愛小説!と変なくくりにされていることには疑問だけど、こういう小説を経て今の粋も甘いも・・というか影や残酷さも包む今の三浦しをんに至ったのだなぁとしみじみ思いました。

歌舞伎座新開場 あと97日

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2012年12月25日 (火)

十二月大歌舞伎 夜の部

クリスマスに年賀状作成。しぶとくプリントゴッコで作成。プリントゴッコ消耗品販売もいよいよ終了となり、あと4年分くらい買いだめしてみました。完売となった商品もあるようです。あんがい全国に同士がいたのねと思う。

クリスマスイヴイヴの日に演舞場へ。夜の部を見て参りました。籠釣瓶花街酔醒の通し。序幕の見染の場から大詰まで。
花魁そりゃ袖なかろうぜという次郎左衛門の台詞が際立つ。そして際立つような八ツ橋の縁切りでした。次郎左衛門の菊五郎さん、八ツ橋の菊之助さんに惹きつけられました。共に初役だそうです。菊五郎さんにもまだなさったことのないお役があるとは。若いけれど、菊之助さんはもう、中堅の貫禄がありました。
開幕直前に劇場中の照明が落とされ、パッと明るくなるとそこは吉原。現実から遠い世界にすっと連れていかれる。偽の華やかさがいい。そこへ交差するように花魁道中。コツコツ働いていることがバカバカしくなるくらいの艶やかさ。地道と正反対でありながら、廓という籠の鳥という限定された世界でしか生きられない哀しさもあって、そういう重みを感じられる籠釣瓶花街酔醒でした。
栄之丞の三津五郎さんは、吹きこまれるまで疑いもしないボンボンっぽさがあった。万座の中での縁切りは、いたたまれなくなるほど きっぱりと顔をみるのもイヤでごんすと突っぱねる。この先挽回できる余裕をひと筋も残さない。言われて言うだけでない何かも感じ、なかなかの迫力だなぁと感心した。縁切り場の次郎左衛門さんは、途方にくれるだけでなく肝に底しれないものがあって、それが覚悟かどうかわからないけれども何かあって、この場がより恐ろしくなった。松緑さんの治六はちょっとおバカさんすぎる。田舎丸出しの朴訥さよりもおバカが目立っってちょっともったいない。梅枝くんの九重さんが充実のすばらしさ。松也くんの七越さんは、廻し部屋の場で去るところが色っぽくておっと思った。天才右近ちゃんの初菊は完ぺきですがいかんせん出番が少ない。もっとみせて。
あんなに恥をかかせたのに、次郎左衛門はまた吉原に戻ってくる。よくもまぁ廓のみんなは、またお愛想がいえるなぁと思わせておいて、ズバっと斬る。籠釣瓶はよく斬れると言われましても・・・ この斬新さがすごいとは思うし、その台詞はすごく効いていた。だからこそ、チョンチョンと祈が入って幕になっても拍手するのははばかれる感じがする。何度もみたけれど、やっぱりすごい芝居だなぁ。
吉原仲之町見染の場で笑ってみせる八ツ橋花魁は妖艶でした。今まで一番納得したかも。
最後は、三津五郎さんの奴道成寺。きれいでした。やっぱり道成寺はいいなぁ。しかし終演7時20分というのはいくらなんでも短いのではありませんかねぇ。
劇中ではございますがと、口上が入る。何かなと思ったら長唄と常磐津の立三味線のお披露目でした。鳴り物のお披露目をみたのは、はじめてのような気がします。巳吉あらため、巳太郎さん 厳しいお顔でりりしかったです。
白拍子花子実は狂言師左近。いやぁ三津五郎さんはうまいなぁ。最初の白拍子花子で鐘をきっとみるところの細やかさ。特に鞨鼓の所の踊りにうっとりしました。あの部分は道成寺でも好きな部分なのですが、バチどうしで打つところに、あんなに序破急があるものだと初めて気が付きました。若手の所化さんが剛腕(肩?)で3階にまで手ぬぐいを投げ込んでくれました。たぶんあれは亀亀兄弟だと思います。そんな中最前列のきれいどころにそっと手ぬぐいを投げる天才右近ちゃんもみのがしませんでした。所化の踊りでも大注目。来年ももっと長い出番でみたいなぁ。
道成寺は、いろいろな変形の型があります。最後は蛇になり、鐘を落としそこへ駆け上るという恐ろしい設定なのですが、それを忘れちゃう華やかさがあって楽しい。明るくぱぁーっと本年の芝居納めができました。

歌舞伎座新開場 あと98日

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2012年12月24日 (月)

御生誕記念 京の旅その参

8日。もう梨園のどなたの誕生日か不明な日。最終日。
行きに送ったカバンに荷物が入りきれなくなる。そんなにお買いものしていなかったはずなのになぜ?ピチピチにはじけそうなカバンを送り、千本釈迦堂へ。だいこん炊きにいってきました。開始10分後にお寺に到着したのに、もう満員。つめあって座り、仲良くだいこんをいただいてきました。大サービスの盛りっぷり。味がよくしみていておいしかった。これでボケを封じることができたました。五辻の昆布やさんに行って、お正月用に鶴の形の昆布などを購入。急に雨が降り、若旦那(と勝手に決めた)の気のきいた親切ぶりにほだされる。昆布業界のモコミチねと、次の目的地までずーっと彼をほめたたえつづけました。
最終日にもまた、おさる弟の御友人夫妻にかまっていただく。お昼にとびっきりおいしいハンバークのお店につれていってもらい、本当においしいとうなる。湯葉職人さんのもとで湯葉の宝物(なんだかわからないけどこげ茶色で豆の味が濃厚な、職人しか口にしないと思われる湯葉の最終形の甘い物体)をいただき、道々かじる。このご恩をどうやって返したらいいか途方にくれるほど、地元民の知る京都を味わせていただきました。最高に楽しかった。 
学友が参加している勉強会が近くで開催されていることを知り、挨拶にいきそのまま聴講させていただきました。こんなに幸せでいいのかしらん。おなかと心が満ち足りたいい旅でした。
メレブ 口調が大流行りの旅でした。ふむ。


歌舞伎座新開場 あと99日

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2012年12月23日 (日)

御生誕記念 京の旅その弐

121207_1411437日。わたくしどもの誕生日。あと、中車さんの誕生日でもあります。
山崎へ。辻本清美議員の選挙ポスターがあったので大阪府かと思いましたが、住所は京都府らしい。友人おすすめのアサヒビール山荘美術館へ行ってきました。初めての訪問です。山をえっちらおっちらと登る。結構登る。天下分け目の天王山の、天王山とはこの山から来たそうです。明智光秀が秀吉に追いつめられた地でした。ほー。くたびれたところで、小さなトンネルを超えるとシックな洋館がみえました。紅葉している山をバックに瀟洒でシックな洋館。選び抜かれた品よく上質なもので構成されたすてきな館。周りは森。裕福な人のお金の使い方のお手本のような、すてきな場所でした。大きいのだけど、巨大すぎない館。手入れの行きとどいた家と庭。計算された地面に残された黄色の葉っぱがとてもきれいでした。室内のあらゆるところに美術品がある。飾るためのものだけでなく、生活するものであるところが素晴らしい。統一された雰囲気の器はみなすばらしかった。「うつわのちから ― くらしを彩るいれものたち」 展開催中でしたので、より うつわの調和の美しさを楽しみました。民芸と称されるものが、暮らしの中にあるときにはこういう形だったのかと感心しながら楽しみました。維持するのも大変だろうなぁ。いいものにお金をかけるとこういう場所ができるのですね。来てよかった。ちょっと遠いのもまたいい。俗世と離れた感じがしてね。
そんな磨きこまれた空間に、突如モダンな建物が割り込んできます。地下にモネの作品を観賞するための特別な部屋が作られていました。オランジェリーのモネの部屋のようなのですが、日本の湿気には合わないのか少々においがこもってしまうのが難点。安藤忠雄設計のこの空間は、地下の部屋までの妙に足音の響く階段とか(鶯張りの廊下効果?)、妙なな違和感が宇宙っぽかった。地中館「地中の宝石箱」というそうです。新しくもう一つ、2012年にまたまた安藤忠雄設計による山手館「夢の箱」が増設されたそうです。モダンすぎる空間。とけこんでいないようないるような融合さが面白かった。こんな品のいい空間に、シンプルでかつ奇抜な新しいものを組み合わせりとは。浮くことを恐れない潔さ。外からみると景色にとけこんでいる。自然ってすごい。そこを計算しているのでしょう。やっぱりすごい。
大正から昭和初期にかけて実業家加賀正太郎がつくった洋館だそうです。近くに加賀という表札の出ているお宅がありました。シックで落ち着いていてなんだか素敵でした。私有地なので横目でちらっとみただけですが。帰りは送迎バスがいたので駅まで乗せていただきました。おさる2人で貸切バスでした。これから山崎の工場見学と言うと、試飲があるから3杯飲んでいらっしゃいと送りだされました。
美術館見学のあとは、サントリー山崎の工場見学へ。有料のコースの方を選んで予約。80分のツアーです。ウィスキー製造の工程に沿って、巡るようになっています。アサヒビール山荘美術館で見学していた少々騒がしい年配男性の4人組がいました。「酒池肉林」とグループ名をつけてみました。彼らは、一緒に工場も見学していました。うへぇ。
機械の巨大さと、工程ごとの匂いにワクワクしました。樽で寝かせる前は、透明な液体なのですね。樽がずらーっと並ぶ倉庫も楽しかった。薄暗い蔵の中で静かに寝ている樽たちは迫力ありました。樽を焼いて仕上げる職人の感覚など興味深かった。最後に試飲。学習形式になっていてみなでお勉強しながら飲み比べます。角ハイボールの作り方から。山崎の水でつくた氷。山崎の水でつくった炭酸水。氷の詰めかたや氷にあてない水の注ぎ方など、指導どおりにつくった角ハイボールはなかなかおいしい。出来上がった新山崎、白州のハイボールが1杯づつ配られ、相性のいいおつまみがつきます。最後に山崎12年。色をみたり香を楽しんだり。テイスティンググラスで飲むその一口はとってもおいしかった。トリスのおじさんのTシャツをいただき終了。すきっぱらに4杯いただくと、なかなか染みます。説明をうけ、山崎への愛が胸いっぱいになった後の売店は危険地帯でした。お買いものしました。
ほろよい気分で、宿へ。工場での戦利品を置き、おめかしして夕食へ。いつもランチを楽しんでいたベルクールにて初めてディナーを予約してみました。こういう日には奮発してもいいわねと。美しい盛り付けと、一口づつおいしいと言ってしまう料理を楽しみました。ちょっと量が多い。でもおいしいから皿のソースも残さず食べちゃう。お昼をぬいてのぞんだのですが、満腹すぎ。最後にケーキが出てきました。もう一口も入らないと言いましたが食べちゃった。
濃厚な一日でした。
続く

歌舞伎座新開場 あと100日

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2012年12月22日 (土)

御生誕記念 京の旅その壱

月初の旅行の覚書
同じ生年月日の親友というのも珍しいので、記念に自分達自身の御生誕記念 京の旅を楽しんできました。京都は大好きですし、12月には顔見世もありますし、いうことありません。贅沢に3泊。何度も行く京都ですが新しい所への訪問と、繰り返しの楽しみの所へ訪れたり。いく前から楽しみでワクワクしてました。帰ってからは反芻して何度も楽しんじゃった。京都にいるうちから、また京都に行きたいねぇというくらい楽しかった。7日のお祝いの旅ですが、前乗りの前乗りで京都へ。
5日。坂東新悟くんの誕生日に京都へ(なんでも歌舞伎中心に考えます)。
京都着、すぐに伊勢丹のレストラン街へ。京都タワーがまん前に大きく迫るお店でおひるから豪華にすき焼き。肉♪まんぷくのおなかをさすりつつ、伊勢丹でショッピング。横浜にもあるお店のお洋服をみたり。地下の食品売り場で、料亭の味出品というのに夢中になって昆布だのあれこれ買い込む。おいしいものと買い物という2大欲を京都駅ですでに満たす。宿でちょっと休憩し、おめかしし、南座へ。最大の道楽である歌舞伎観劇。ベーベー泣いて、感動して、また泣く。南座の中を練り歩く。歌舞伎座や演舞場ほどロビーや廊下を把握していなにので、思わぬところに出るのが面白い。観劇後、スペインバルで十八代目をしのんで献杯する。夜遅くから飲み、徒歩で宿へというのも旅の醍醐味。
6日は、海老蔵さんの誕生日。
朝から叡山電鉄の1両車両にゴトゴトと揺られ瑠璃香院へ。車内で窓の外に紅葉の景色が広がっていたりするとわぁという声があがる。1両ならではの一体感。ダウンを来た人だらけなのもおかしい。終わりかけの紅葉の庭を楽しむ。本尊へ御経をあげているお坊さん達の後方でセルフ御朱印という仕組みになっているのに驚く。ふむ、御朱印はお坊さんに書いていただきたい。今回は遠慮しました。
お寺のあとはお買いもの。ブラブラと目についたところに入り冷やかして歩く。すわ散財と思いしや、そうでもなかった。夜は、おさるの弟の友人御夫妻と食事。地元でしかも美味しいものに詳しく、それに楽しい知人がいるということは何よりも幸せ。最高です。ニコニコしちゃう美味しさのお料理と、うっとりとろけちゃう日本酒をいただく。2次会は秘密めいたバーへ。だってそこはお寺なのだもの。想像できないロケーションに1杯飲んでいる間に何度も驚く。翌日、夢だったと言われたらそれも納得できてしまうような不思議なところでした。すばらしいおもてなしをありがとうございます。記憶に残る体験をしました。
続く

歌舞伎座新開場 あと101日

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のぼうの城

あぶなーい。去年から楽しみにしていたのに終わってしまうところでした。駆け込み観賞。すこぶる面白い。時代劇はいいなぁ。感想はおいおい。

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2012年12月20日 (木)

ミキモト『明治・大正のおもちゃ展』

歌舞伎座杮落しの最初の3ヶ月の演目が決まりました。なぜだかそんなにワクワクしない自分に不思議な気持ちになる。あんなに楽しみに建物ができあがるのを見守っていたのに。後ろにあるビルのせいでしょうか。あのビルいらない。毎月3部とも観に行きますけれどもね。財産つぎ込む覚悟で待っていましたが、理性的に(3階から)鑑賞できそうです。

クリスマスイルミネーション輝く銀座へ。ミキモトで開催中の『子どもの暮らしが見えてくる 明治・大正のおもちゃ展-「土井子供くらし館」コレクション-』をみてきました。三重県にある「子供くらし館」コレクションの中から、約200点のおもちゃが6階のミキモトホールに展示されています。紙やブリキで出来たおもちゃ、きれいな状態です。箱も新品のよう。センスのいいこと。箱までステキ。色味はシックで子供むけでもどぎつくない。精密であったかくしゃれている。ゲームみたいなものに夢中になってばばかりの今の子は損しているなぁ。自分の手で触れて、勝手な遊び方を考えてという広がりのあるおもちゃはすばらしい。双六などのゲームも、ひとつひとつが気になってじっくり読んだり眺めたりしました。軍国主義もちょっとみえたりしました。武士や歌舞伎の演目のおもちゃもあり、これ欲しいと思いました。もうおもちゃというよりアンティークです。大人が眺めたり遊んだりしたくなるようなステキなものです。保存状態がとてもよい。とっておく用のものかと思い気や、時々土井~と名前が書いてあったりします。三重の森林王 土井家はすごい。そして、こんなにきちんと今でも保管されているなんて、その子孫もえらい。
現代の雑貨をみても心がときめかないかも。それほどセンスがよいおもちゃでした。

歌舞伎座新開場 あと103日

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2012年12月19日 (水)

『黄金を抱いて翔べ』

初の高村薫。人気作家なのになぜ一冊も読んだことがなかったのでしょうか。『黄金を抱いて翔べ』(文庫)を読む。冒頭のややこしい感じを、何度か読みなおししっかりと読む。男臭いのだけど、今までの男臭い小説とは違う。男が描くと男の美学みたいなのが強くすぎて酔ってるなぁと思ってしまったり、なんだか似たようなストーリーだなぁと思ったりしてしまうけれど、これにはそれがない。
育った環境の違いで、暮らしにできる層のようなものを、重苦しく描く。淡々と仕方のないことを受け入れて描いてあるのがすごく心に残った。生まれるところは選べない。余裕があればいいとか悪いではないけれど。自分でどうにか人生を考えることのできる前に受け入れいれなければならない暮らしを読むと、心が落ち着かなくなる。どうしてこうも人の中に流れる気持ちが、描くことができるのでしょう。あたりまえだけど、作家ってすごい。金ではなく、金塊だから挑む意義がある。その理屈はなんとなくわかる気がする。とてつもないものを得るために、犠牲にするものがある。そのバランスが見事だと思った。これを失ってまでする価値があったのかと簡単に比較できないバランス。すごい本だった。くたびれた。
これを映画化したのか。変に明るい活劇になっていませんように。こんな計画を描いて真似されないのかと大犯罪のおこりうる可能性まで心配したくなる超大作でした。

歌舞伎座新開場 あと104日

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2012年12月17日 (月)

南座顔見世 勘九郎襲名披露

121205_175650「京の年中行事 當る巳歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎 六代目中村勘九郎襲名披露」覚書の続き。
口上。勘三郎さんの訃報という信じたくない一報を知った日で茫然としました。こんな日に南座にいくのは切ない。本当のことだと思い知らされるようでそれがイヤなのかも。 みんな踏ん張って、立派に舞台をつとめていました。役でなく、本人として登場する口上。どなたも、その方らしい方法で口上を務められていました。その愛情に涙がとまりませんでした。左團次さんは、いつもどおり面白可笑しい。しめっぽいことを一切語らないのが左團次さんの美学なのだなぁ。当惑していると素直な仁左衛門さん。涙をこらえている人の中、一人で何度も涙を拭っていらっしゃる我當さん。我當さんの口上を聞くたびに普段から素直でいい方なのだなぁとひしひしと伝わってきます。團さまは、きちんと現実を伝え温かい言葉をかける。若者はさらっと短く挨拶することで、自分の順番から先へと回す。これえきれない扇雀さん・弥十郎さん・橋之助さんの熱い口上を思いだすとまだ涙が浮かんでしまいます。とうとう、お2人のご子息の番になってしまいました。七之助さんの素直に心細さを語った後に、自分の役目を全うすることで兄としっかり進んでいくとしっかりと宣言する。勘九郎さんの、中村屋の魂を守ると心の叫びを観客全員でしっかりと受け止めました。弟子の名前を一人づつあげる様の頼もしくかっこいいこと。勘三郎さんが焼きもちをやくくらい、見事でした。切ないと思ったけれど、この日に立ちあい一生忘れない思いを胸にきざみました。感無量。
おさると泣きはらしたまぶたと赤くなった鼻の頭をお互いに笑いあいながら、休憩中もあの愛と気迫のこもった見事な口上を、かみしめていました。
休憩後に、新歌舞伎十八番の内 船弁慶。見事でした。勘太郎改め勘九郎の静御前の気品に溢れ美しい舞に驚く。船弁慶前シテの勘三郎さんの足さばきがとても美しかった。勘九郎さんの静の舞にみとれました。義経には、藤十郎さん。口上のときも思いましたが、居るだけで安心する存在感です。義経の藤十郎はんも、弁慶の團さまも、台詞のペースが他の方よりもゆったりぎみなのですが、そこにきれいにとけこんでいるのも力量だなと思った。平知盛の迫力ある後シテ部分は、キレがあり力強さがあり荒ぶる美しさがすばらしかった。こちらは、絶対いいだろうと思ってみにきました。静御前の存在の美しさがこれほどいいとは。見応えがありました。すばらしい襲名披露興行です。周りの支えにも注目しました。多くの人で成り立っていることを、いつもよりじっくりと感じながら観賞しました。

歌舞伎座新開場 あと106日

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2012年12月16日 (日)

吉例顔見世興行

「京の年中行事 當る巳歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎 六代目中村勘九郎襲名披露」というのですね。長い。この名の立派さ通りの立派な舞台でした。今回は珍しく夜の部のみ観賞。3階の一番上の端っこの席より熱い思いで舞台をみつめてきました。
まずは、忠臣蔵。12月とい言ったら忠臣蔵。12月でなくても忠臣蔵。五段目、六段目がかかりました。橋之助さんの定九郎は、初めてみました(たぶん)。撃たれてから死ぬまでのもがきが、割とあっさりしていて橋之助さんらしいなぁと思いました。登場は少しですが、ズブとく悪そうです。
仁左衛門さんの勘平に、時蔵さんのおかる。母おかやは、竹三郎さんという見応えのあるワクワクする顔ぶれ。仁左衛門さんの勘平は、とにかく亡君の仇討ちがしたい。インタビューで仇討ちに加わるため必死につくり出した金を、不忠不義の金子と突き返されたから、ここで生きる希望の一切を失ったと考えていますというようなことを応えてらっしゃいました。舅を殺したのが誰かもう少し早く分かれば切腹しなくてよかったというようなすれ違いということは、一切表現していないのだなぁとそこに注目してみる。金子を受け取ってもらえないイコール亡君の仇討ちに加わることはできないと死を決意する。色男で武士というに気概がなさそうなのだけど、芯の部分の勘平の思いは違うのだなぁ。音羽屋型とか、それぞれの型の思いもまた面白い。
口上と、船弁慶はまた別で。
夜の最後の演目は、関取千両幟。翫雀さんと橋之助さんの関取による人情噺と思い楽しみしていたら・・・むむむ。女子にはこの美学は通用しませんぜ。夫の思いを遂げることができるように、そっと女房が身売りした金を工面する。この情は、わかる。でもなぁ。男のメンツというよりも御贔屓筋のためにっていうのが。お主のためとは違う気がする。むむむ。おかる の時蔵さんが5年のつとめで百両用立ててもらったところ、女房孝太郎さんには二百両でした。そんな見当違いの比較までしちゃった。感動に感動を呼ぶ、ものすごい一日の最後に、どうしてこのような演目だったのかしら。演目の深みが、まだかみしれられませんでした。来年2月の文楽公演で、関取千両幟がかかる模様。もう一度みたら味わいがわかるのかした。石橋は、よかったなぁ。明るくて勇猛な踊りで。あの大好きな幸助餅はどうかしら。何度もみたい。最後の演目に最適なのは何かしらと考えて、同行のおさると盛り上がりました。結局盛りあがっていました。

歌舞伎座新開場 あと107日

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2012年12月15日 (土)

『人生劇場』『極め道』『妄想炸裂』

三浦しをん『極め道』(知恵の森文庫 光文社)。これは随分昔のもののよう。本屋さんになくセブンイレブンで取り寄せる方法を教えてもらって入手したのを思い出します。今は本屋さんにあるようですが。今の方がハイクオリティだなぁ。
三浦しをん『妄想炸裂』(ウィングス文庫)。このエッセイ割と好きです。おバカさんを演じているようでじわじわくるのは、言葉の美しさの効果だと思う。
何かの下りを探そうと手にとると、ついつい全エッセイ読みなおししちゃう。何度読んでもすこぶる面白い。

歌舞伎座新開場 あと108日

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2012年12月14日 (金)

義士祭

121214_212154_1本日は、12月14日。おのおのがた、討ち入りでござる。吉良の屋敷はカットし、本望を遂げましたと殿の墓前に報告のところからにさせていただきました。お稽古仲間と泉岳寺へ行ってきました。
何年か前にも一緒に行きました。あの時は寒かったなぁ。今日も寒かったけど。義士祭と聞くと行きたくなる。同行の士がいてよかった。じっと静かに並んでおまいりをする方が沢山いました。日本人って変わってる。わたくしどももだけど。忠臣蔵が暮らしに浸透しているっていいわ。 この間、アーカイヴで勘九郎時代の勘三郎さんの大河ドラマの討ち入りの回を放送していました。あの回は、大石蔵之助はじっと我慢ばかりだったなぁ。勘三郎さんのこととか、歌舞伎の忠臣蔵の話をしながらお参りしてきました。お線香でモクモク。もうすぐ内蔵助の墓前と思ったら、横からきたおばさま方がすっと前にはいってきて、大量のお線香を投入。モワモワモワと大量の煙が発生。えーん目が痛いよぉ。助けて内蔵助。痛いし、おかしくなった。 やっとお参りが終わり、屋台で外食。最近の屋台の傾向を知る。焼きラーメンとか。
何か(討ち入りグッズ)買いたくてたまらなくなるのは、どうしてでしょう。陣太鼓の根付を購入しました。忠臣蔵観劇の折に、つけていこうっと。

歌舞伎座新開場 あと109日

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2012年12月13日 (木)

十二月大歌舞伎 御摂勧進帳

12月1日初日に新橋演舞場の昼の部をみてまいりました。覚書。
通し狂言 御摂勧進帳(ごひいきかんじんちょう)。暫と芋洗い勧進帳が同じ演目なのね。間に色手綱恋の関札というのもはさまっています。どうなっちゃうのかしらと思ったら、なかなかすごいことになっていました。波乱万丈というか、ザ荒唐無稽。歌舞伎らしい。
「暫」だと、幕あけに勢ぞろいする人々に圧倒されてしまい、どうしてこの人達がここにいるのでしょうと思うのを忘れちゃいます。この幕をみると、流れがよくわかって面白い。なまずの稲毛入道、亀三郎さんが前後にも活躍していて、役割がよくわかった。女鯰若菜の松也くん、きれいな声で凛としてよかったです。最近、応援したい気持ちの松緑さんの活躍っぷりを楽しみました。下河辺庄司行平は、権十郎さん。一瞬、萬次郎さんかと思いました。御兄弟なのですね。(声を聞けば間違いませんが。)松緑さんは、権十郎さん達が首をはねられないように助けにきて、番卒たちの首をボロンボロンとはねる。そっちの首ならいいのでしょうか。荒唐無稽祭で楽しい。菊五郎劇団らしいおふざけもありました。どんなお顔をして三味線をひいていらっしゃるでしょうと黒御簾の中が気になる。
幕開けに亀三郎・亀寿兄弟が登場。うまいし、もっともっと活躍していただきたいお二人なので、なんだかうれしい。しーばーらーくーと声がかかり熊井太郎の松緑さん登場。その場で、義太夫床の前に大薩摩連中登場。巳吉さん登場。大向こうから、巳太郎と声がかかる。むむ?心なしか苦みばしったようなお顔付き。そう思ったら、花道の熊井太郎の松緑さんより、八代目巳太郎を襲名すると、つらねの中で紹介がありました。ええええーーーー。あのお顔は、緊張した表情でしたのね。休憩時間に調査したところ、わたくしの後継者に巳吉を指名しましたという、元巳太郎さんの御挨拶を発見。知らずに初日に駆け付けていたようです。驚いた。杵屋巳太郎さんは、杵屋淨貢(じょうぐ)さんになられるそうです。
続いて「色手綱恋の関札」。山城国石清水八幡宮の場から、唐突に越前国気比明神境内の場へ。義経の恋の行方を占う道行の一幕 らしい。都落ちの義経が、道中で出会う女馬士に惚れてちょっかいを出しているとしかみえなかった。実は女馬士は義経の幼馴染の忍の前だったとは、観終わってからチラシをよく読んでびっくり。義経というより、公達のお戯れみたいなのどかさでした。位はあるお方だけど、女にはだらしないような。エロ義経の菊之助さんが、亀寿さんにいさめられながらも、女馬士の梅枝くんにちょっかいを出す。入道の亀三郎さんが登場し危ないかと思いきや、お厩の喜三太 松緑さんが登場し難を逃れる。めでたしめでたし。道行というのは、一息つかせる明るさの場でもあるので、そういう点ではぴったりでした。
最後に、「芋洗い勧進帳」。奇想天外なもうひとつの勧進帳とありますが、最後の天水桶で 番卒たちの首を芋洗いというものすごさに、武蔵坊弁慶の主を思う苦節のところは忘れちゃう。首をちぎってポーンって。いったい。 
義経一行がどこまで進んだか気にし、距離をとった後に、縄を引きちぎり怪力を発揮するところはお見事。三津五郎さん、小柄でかつ大きかった。かわいいけど、肝ったまが大きい。菊五郎さんは、富樫。初役とか。まだ初役があるなんて驚きです。

歌舞伎座新開場 あと110日

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2012年12月11日 (火)

ただいまー

土曜日に、京の都から帰ってまいりました。
出発の朝に、信じられない訃報を知り茫然としました。こんな日に南座は切ないなぁと思いながら顔見世を観て参りました。勘九郎さんと七之助さんの、しっかりと立派に前を向き必死にがんばっている姿を目にやきつけてきました。口上に並ぶみなさまそれぞれの思いをこめた挨拶から、その奥にある愛情を沢山感じました。泣きながら力いっぱい拍手をしてきました。いつまでも覚えていますとも。どうもありがとう。
いつみても、キラキラしていました。ワクワクさせてくれてありがとう。歌舞伎がこんなに素敵なものだと教えてくれてありがとう。大好きです。
沢山の特番をみて、なんのために特集しているかをつい忘れて、この負けずギライっぷりがかわいいとおもったり、うんまいなぁとうなったりしました。自分が、こんなにも勘三郎さんのことを好きだったということを再確認しました。そして、本当に沢山の人に愛されていたのだなぁってしみじみ思いました。信じられないので、大竹しのぶさんの言うように、「いることにします」という風に考えることにします。

濃厚な旅行の覚書は、またおいおいと。

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2012年12月 4日 (火)

『乙女なげやり』

三浦しをん『乙女なげやり』(新潮文庫)を読む。あードラマ「白い巨塔」みればよかったと思わせる財前さんへの熱い気持ちが面白い。俳優が番組宣伝に出てくるよりも、効果がありそう。臆面のない男に夢中っていう、偏った愛情ぶりがいい。田舎の祖母を訪ねるくだりも、たくましさが溢れていていい。便利になりゃいいってもんじゃないのよねぇ。お父さん冷蔵庫と話すのとか、普通のこともいい感じユルイ。
ミロノフ先生がいかにかっこよくて罪つくりかというような「アラベスク討論会」の熱さとか、歌舞伎ものなら私もできそうだわ。
この本の一番の魅力ポイントは「京都の男(ひと)」です。このくだり大好き。京都にお出かけするにあたり、どのエッセイにあったかしらと探し読みしてました。しをん大先生の御友人の妄想冬の京都不倫旅行の巻。佐藤浩一のことは京都の男(ひと)と呼ぶ程。「君好きでしょ、こういうの」キャーとなるのを、日常会話にも活用してます。むふふ。あっぱれな一冊。

明日から、おさると京都旅行。お誕生日は京都で。せっかく同じ誕生日なのだもの。師走・京都といえば顔見世。南座にもいってきます。六代目中村勘九郎襲名披露公演。勘九郎丈の襲名は、中村座・演舞場・松竹座・御園座と駆け付けてます。あれ?おっかけかしら。友人のお勧めのサントリーの山崎工場見学も予約してみました。見仏記の予定も。楽しみで震えがきます。では、いってまいりまーす。

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2012年12月 3日 (月)

『しをんのしおり』

昨日、朝起きたらお熱がありました。しかもけっこう高熱。なぜ?時々出すのよね。気合と熟睡(とバファリンで)、なんとか夜に熱がさがりました。

三浦しをん『しをんのしおり』(新潮文庫)を読む。何度読んだかしれません。この号は、戦隊モノ ボンサイダーのある号ですぞ。梅レッド ブルーローズ 菊イエロー 松グリーン 牡丹ピンク。さぁ、あなたなら、どれになりたい?!どれも惹かれます。成田屋贔屓だから牡丹と言われると・・菊之助を彷彿とさせる(させないけど)菊があれば、梅幸を思わせる(思わせないけど)梅も。 人物設定と、関係図を完ぺきにしながら銀閣寺をひた歩く。5人という組み合わせに半端が出る数も、関係図式的にはいい不安材料ですなぁ。
仕事を必死に終わらせ、目的場所近くの駅名も何となくしかわからず、ボンタンアメさえ買えない小銭だけで大阪行くという男気あふれる遠征ものも面白かった。自分がまっとうでつまらなく思えるほど堂々と道楽遠征をする。ほれぼれ。
One Piece 17巻まで一気に大人買いし、うらやましそうに見る子供に 大人の財力をみせつけようとしたが数冊にとどまるとか、威勢がいいのか悪いのか。エピソードにいちいちストーリーがあります。
この本では、横浜トリエンナーレ探索の模様も載っています。横浜三回忌でいいじゃんってあいてあったので、私も心の中でそう呼んでます。ビバ。

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2012年12月 1日 (土)

『桃色トワイライト』

なんと今日から12月ですって。もう師走。
三浦しをん『桃色トワイライト』(新潮文庫)を読む。あーこのころの大河ドラマは、「新選組!」だったのね。楽しそうだわ。オダジョー一大ブームがきていたようです。寝ても覚めても「クウガ」。おさるに、都内で無駄に豪華なホテルに泊まって「クウガ」観賞大会をしましょうと熱く誘ってみたが、色よい返事をいただけませんでした。すごく気になります。「新選組!」も、もう一度見直したいなぁ。
源平布引滝の小万について、熱く語るくだりも。私も、最初の頃は、何度もあの場にえーーーっと思いました。歌舞伎の破天荒さは、すばらしい。歌舞伎について熱く語らせていただけましたら、もうちょっと人を惹きつけるような話術を披露できそうなのに・・・できない。訓練あるのみ。
近所のスナックで腕のあるママとおじさんたちと語るなんて、高度なテクニックも。計り知れないいお方です、しをん大先生。

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