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2013年2月28日 (木)

『新訳 マクベス』

世田谷パブリックシアターにマクベスを観にいった際に購入したシェイクスピアの『新訳 マクベス』を読む。河合祥一郎訳(文庫)。金の表紙に、金子國義画伯の装丁で格好いい。薄い本だが、注釈が沢山あり細かく面白い。戯曲の段落に、台詞のリズムを感じる工夫がある。そこをつかむと、声に出してよみたくなる面白さを感じる。aikoの歌に似た区切り具合ではとも思った。読み応えがある。
お芝居をみていただけではわからなかった背景などもよくわかる。シェイクスピアのよく使う技法なども語られており、韻を踏んでいること そしてその意味もわかる。短い注釈の中、簡潔で見事だと思う。
マクベス夫人は再婚で、先の夫との間に子をなしたが、マクベスとの間に子はいないという背景をわかった上で「乳を飲ませたことがあるからわかる」や「乳を胆汁に変えてもいい(→もう子をなすことはない)」という台詞を考えると、どんどん深くなる。ほーほーと感心しながら読む。読んでは戻り、戻っては感心。
もう一度舞台がみたくなってしまった。

歌舞伎座新開場 あと33日

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