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2013年3月22日 (金)

赤坂歌舞伎

赤坂ACTシアターというところに、はじめて行ってきました。ここが赤坂サカスというところなのですね。なんだか大袈裟な敷地でした。映像が写る階段とか。人工的に手を加えて自然な感じを出したというややこしい階段とか。桜がきれいでした。
中村勘九郎襲名記念 赤坂大歌舞伎をみてきました。中村屋を応援して参りました。勘九郎さんはすでに、「怪談乳房榎」に挑戦されているそうです。私ははじめてみました。勘三郎さんで何度もみたなぁ。いないなんて信じられません。ピンとこない。熱演の勘九郎さんは、勘三郎さんの声によく似ています。習った通りをなぞるという域をちゃんと超えていて、お役の気持ちがよく出ていて立派でした。特に、下男の正助さんが、愛くるしかった。実直でよかったなぁ。
もう一人、立派だったのは、重信妻お関の七之助さん。うまい。元武士で今は気絵師・菱川重信の美貌の妻。そういう気品があって、夫を想う心もあった。ほっとかれない翻弄される女子でした。でも、気高い。若いのに、現代人ぽさがかけらもなく、見事に時代にしっくりくるたたづまい。こういう人が相手だと、早替りにて奮闘する勘九郎さんがより引き立ちます。すばらしい兄弟です!
亀蔵さんは、いるだけで場が落ち着く。浪江の獅童さんもがんばってました。継続は力なりだなぁ。実は悪者感がぷんぷんしてました。まだふざけない方がいいかも。余計なお世話ですが。彼には人の目を引きつける力はあると思う。冒頭の茶見世で小山三さんが登場。あいかわらず可愛らしい。名後見の仲二朗さんとの掛け合いもたっぷりあってうれしかった。テアトルのように、客席の階段を花道にみたて、行き帰のたびに大サービス。全体のチームワークも、とってもよかった。
どうして、歌舞伎を演じる場所を増やしていくのかなぁと不思議に思っていた。観るものがいっぱいなので、赤坂まで手を伸ばさなくてもいいかなと控えていました。今回はじめてみにいってみて、会場の雰囲気が違うことに気がつきました。お安い2階の後ろの方なので全体の雰囲気ではないかもしれませんが。そんなに歌舞伎愛好家ばかりではない。招待されたような気軽な感じの人もちらほら。男性も多かった。一度見てみようかという物珍しい感じで、いろんな場面に反応して笑い声があがりとても楽しそうだった。早変わりに多いに驚き、笑い、喜ぶ。あー赤坂歌舞伎には、歌舞伎をみるきっかけをつくるという意義もちゃんとあるのだなぁと感じました。少々笑いすぎでは?と思うところもあったけれども、みんな楽しそうでした。
座席は、段差があり上の方でも舞台がよくみえました。ロビーがものすごく混雑していて、トイレも大行列。歌舞伎座や演舞場って、よくできているなぁなんて思ったりも。
入場前、行列に並んでいたら、「切符をお手元に用意して下さい」というアナウンス。それは、よく聞きます。が、「チケットの切れ目を一度折っておいていただけますと入場がスムースです」というようなことを言っていましたよ。過保護!

 
歌舞伎座新開場 あと11日

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