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2013年3月27日 (水)

『カミングアウト』

今日は銀座で歌舞伎パレード。どうして平日に行うのかなぁ。どうして開催発表するのが遅いのかなぁ。ケチ。労働者諸君のことも考えてくれたまえ、松竹殿。 雨の中開催されるのかしらと考えながら働きました。 開催されたようですね。大勢集まっているようすをTVでみて、ニヤニヤしました。いいなぁ。

高殿 円『カミングアウト』 (徳間文庫)を読む。冒頭の物語で援助交際をしている女子高生が、そんな自分を肯定している理屈にちょっとあたってしまった。重苦しい気持ちで読む。それぞれの年代のどうにもならない感がよく出ている。得てして楽な方に力をそそぎ、仕方ないと自分を肯定しつつ逃げ込んでいるところがよくわかる。変わらない毎日が続くようで、いつまでも同じではいられないこともわかっている。時間的なあせりがよくわかるので重苦しくなるのかも。
母の小言に耳をふさぎ、自分で金をかせぐ女子高生。独身で実家から通っているOL。自分で働いた蓄えで好きなロリィタ服を買っているのに恥だと言われる。子育てに区切りがつく年になり、妻から母となった後何になればいいのか途方に暮れる主婦。定年の日に、夫に見下り判をつきつけようと用意周到に準備する妻。女子だけでなく、それなり役職の年代だが独身の男性もでてくる。みな、自分の居場所という問題をかかえる。ずーっと流されてきたこと、変化を恐れて動けないでいることに、一歩踏み出した者たち。気がつくと応援したり、加勢したりしている。
自分の居場所はどこであろうかというのは、たいていの人間にとっても問題である。はたして何かしているですか、あなたは。だってと言い訳せずに。高殿円は、そこら辺を描くのがうまいなあ。
うーむとうなりながら読み終えました。

歌舞伎座新開場 あと06日

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