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2013年4月 7日 (日)

歌舞伎座新開場 杮葺落 一部

歌舞伎座新開場 杮葺落。まちにまった歌舞伎座開場の初日に駆け付けました。どっぷり歌舞伎に浸かった1日でした。その後は、あーあ終わってしまったなぁと、ぼんやりと過ごしていました。海外旅行から帰ってきたような充実感。「ふぬけ」になってもおかしくないくらい濃厚な一日でした。
朝、開場1時間前から歌舞キチのかわいこちゃんと共にスタンバイ。スタンバイしてみても、何をしたらいいのかわからない。地下の売店は10時の時点ですでに大賑わいでした。いてもたってもいられない人大集合ですものね。
歌舞伎座に足を踏み入れた時に、じわーっと感動した。切符を切ってもらい中に入ると、いままで変わらない風景が目に飛び込んでくる。赤い絨毯、赤い柱。入口上の壁には、今月と来月の演目がかかっている。そうそう、これこれ。待ってました、歌舞伎座。おかえりなさい歌舞伎座。一つ一ついろいろなことに感激して大騒ぎです。10時に劇場下に到着していたのに、切符をきってもらったときにはもう開演10分前でした。浮き足だっていました。
先日、サントリー美術館での歌舞伎座展で展示してあった絨毯。フカフカの毛足の絨毯に、足を乗せると沈むくらいの毛足の長さ。3階まで、エスカレーターがあるわ。エレベーターまで!目にしたものを、あれこれ友と確認しあう。席にきて、座ってみてまたニヤっとする。クッションがいいし、背もたれも長くなっています。座ってみると、3階からも、花道七三がみえるではありませんか。わぁお。1列めということもあるかもしれませんが、見やすいことといったら。ニマニマしました。
最初の「鶴寿千歳」。緞帳があがると松があり、舞台が広がる。あー歌舞伎座って広い。そうでした。こんなに広いところでした。3階でも、舞台の新しい木のいいにおいがしました。視覚・聴覚に続き嗅覚でもワクワク。まずは、この舞台に力いっぱい拍手。新しい歌舞伎座の舞台に登場するのは、染五郎さんと魁春さん。まず、深々とお辞儀する。ここでまた大きな拍手。品がよいお2人でした。続いて。背景が松から富士へ変わり更にお若い世代登場。天才右近ちゃんが登場すると、すぐにわかります。続いて梅枝くんが目に飛び込んできました。あと壱太郎くんも。注目しているからね。な。10人位の宮中の男女が祝いの舞を踊る。ここで、藤十郎さんがセリ上がってきました。もう、おめでたさも最高潮。最後に、藤十郎さんだけが、しずしずと花道を去っていきました。この世のものでないありがたさがありました。セリも花道も最初に、藤十郎さんがお使いになったのですね。そして、ここにいてほしかった團十郎さんことを考えました。成田屋~。みえなくってもきっと出ていらしゃいました。成田屋~。
次は最初の幕合。最初の最初のって、我ながらうるさいけど。そうしたら、売店の壁一面に脚立にのったカメラマンが押し寄せてカメラをかまえている。異様な光景。そんなに狙われた中恐ろしくって買い物できるかアホと柄が悪くなりました。
続いて「お祭り」。十八世中村勘三郎に捧ぐ「お祭り」です。幕があがる前から、中村屋~と沢山大向こうがかかり、また涙ぐむ。ここでも、力いっぱい手をたたきました。
常識幕があくと、浅葱幕。なんだか濃い気がします。新しいからでしょうか。中央には、三津五郎さん。頼もしかった。所縁の役者さん大集合。おーい、おーいと舞台から声がかかり、花道から登場したのは勘九郎さんと七之助さんと思っていたら・・・花道七三まできたら、3人でした。勘九郎さんに手をひかれた七緒八くんも。どうりで1階最前列の人達が顔をほころばせていると思いました。中村屋一門が勢ぞろいして踊りました。御弟子さんたちにも沢山の拍手を送りました。小山三さんも茶屋の女のこしらえで一緒の舞台に。それも、よかった。中村屋~。ここにも、みえなくって勘三郎さんもと出ていらしゃるはず。喜んだり涙ぐんだりと大忙し。
最後に「熊谷陣屋」。さよなら歌舞伎座の時の「熊谷陣屋」を観て、この芝居の奥深さがやっとわかりました。それからは、じっくり腰を据えて堪能できるようになりました。今回は、熊谷よりも相模が印象に残った。いろいろな相模のよさがあるであろうが、玉三郎さんの相模は心に染み、とても美しかった。小次郎の首を打掛で包み抱きかかえる場面は、胸が痛くなった。 声がかかり義経自らが登場。義経は、仁左衛門さん。存在は大きいのだけれども前に出すぎない。相模も、義経も、自らの想いをひた隠しにするという設定。けれども、周囲に明らかになってしまうほど2人とも気持ちをあらわにしていた。押し殺しても、はっきりわかる想い。そこに歌舞伎の美があった。歌六さんの弥陀六もすばらしかった。
休憩時間も、歌舞伎座のあちこちが気になりワクワクと歩きまわる。あっちもこっちも調査しなくっちゃと休まる暇もありません。一日中ここにいられるって、ステキ。
続く。

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