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2013年4月 9日 (火)

歌舞伎座新開場 杮葺落 三部

二部で帰る両親を見送り。3部に突入。ほぼ座っているだけなのに、猛烈におなかがすいてきました。3階でアツアツの鯛焼きをほおばり、おさる到着を待つ。そこに学友も登場。一緒に鯛焼きタイム。一日中観ているはずなのに、まだ一度も会えなかった歌舞友は偶然お隣の席でした。いろんな友と、今日の良き日にここにいる幸せを噛みしめあう。
三部の最初は「盛綱陣屋」。一日に2陣屋はヘヴィだわと思っていましたが、じっくりと魅せられました。ただ、みんなが辛抱するお役なので、一緒に辛抱していたらクタクタになってしまいました。特に、盛綱の仁左衛門さんのは主従・兄弟・親子・夫婦・ありとあらゆる人間関係がからむ。かつ戦うことの意味まで考えさせられる。何のためになのか。とにかく考えこむ。心の機微を表す動作も表情も少ない。それでも多くのものを物語る。みているこちらも一生懸命観る。そして、一緒にクタクタに。その上、最後には幼いながらも命をかけて守ろうとするもの想いをみせつけられる。これで身体を硬くしたのか、もう盛綱陣屋をみている辺りから、二の腕が痛くなりさすりさすりみました。盛綱の仁左衛門さんの肝は素晴らしかった。東蔵さんの微妙の、心で泣くところもすばらしかった。我が子を思う篝火の時蔵さんの熱さもすばらしい。芝雀さんの早瀬の家を想う気持ちもすばらしかった。ちっちゃいのに高綱一子小四郎の金太郎くんは立派な武士でした。あんなにちびっこいと思っていた藤間大河くんも、きちんと位を感じる盛綱一子小三郎でした。あーくたびれた。こういう骨のある芝居は、沢山観る日でない方がしっかりみれるのでしょうね。勝手に一日中いるのですが。
最後の幕合。おさるに、素敵なお菓子があるわよと薦め 再び売店詣でに。
本日の最後、「勧進帳」。これでもかと高麗屋~とかかる。大向こうかかりすぎ。わかってますよ!と内心思う。勧進帳だから仕方ないけどさ。そんなに弁慶ばかりに応援しなくても。判官贔屓したくなりました。
先ほどの盛綱陣屋は、頼朝亡き後 源氏が鎌倉方と京方で争う話でした。こんなに命掛けで義経を守った後の源氏の行く末を先に観るという順番になったなぁ。幸四郎さんの弁慶と、菊五郎さんの富樫には緊迫感を感じませんでした。いろいろな役者の組み合わせで、いろいろな気迫を感じるのも楽しみの一つでしたが。相性?梅玉さんの義経は品位がありました。菊五郎さんの富樫も、懐の大きそうでした。でも、個々によいという感じになり、やりとりでみせる感じが余り伝わらずそこが残念。四天王にずーっと注目してみていました。亀井六郎は染五郎さん、片岡八郎は松緑さん、駿河次郎に勘九郎さん。あーここに海老蔵さんがいて欲しい。常陸坊の左團次さんは絶対に必要です。四天王もう一人増やしてもいいじゃん、開場記念に(よくないけれど)。四天王に海老蔵さんもいて欲しかった。とても頼もしい四天王でした。じっとしている雄姿をじっとみていました。
終日真剣に歌舞伎座を堪能。くたびれ果てて、帰路につきました。どうもありがとう歌舞伎座。

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