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2013年4月22日 (月)

『県庁おもてなし課』

おさるが、面白かったよーと言っていたので、有川浩の『県庁おもてなし課』(角川文庫)を読む。
高知県の県庁で、「おもてなし課」という新部署ができる。若手職員の掛水くんは、やる気はるのだけれどもお役所の人。やろいとすることは、ことごとく いわゆる「お役所仕事」。もーだから公務員はさぁわかっちゃいないのだよねと、民間人代表として読み進める。地元出身の有名人に観光特使を依頼する。依頼することで満足している。その依頼された中でたった一人 人気作家・吉門だけはあきらめずにザ・お役所 おもてなし課に疑問をなげかける。手厳しい意見をなげかける。 たまたま、その電話を受けた掛水くんがどうにかしようと動きだす。いざ動きだしても、それお役所仕事でしょうと言いたくなることばかり。それでも、動く。公務員は安定しているからいいという民間人のやっかみというフィルターもかかるのかもしれない。彼らは会社の利益でなく、県民のために働く。利益があがれば何をしていいわけではない。恐ろしいほど手続きも必要だ。何があっても正攻法で立ち向かわなくてはならない。そういう面もやっと感じることができた。
恋という部分では、どんどんどんどん気恥しくなって、ちょっと困った。聡(さと)いという言葉の使いどころが、あまり好きではない。探してみても文句はそれぐらい。面白かった。

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