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2013年5月 9日 (木)

あかいくらやみ ~天狗党幻譚~

遊びくたびれた身体にムチ打って?!シアターコクーンへ。仕事も忙しいのに、必死になって遊ぶのは何故でしょうか。自分で自分に問いたい。
シアターコクーン・オンレパートリー2013+阿佐ヶ谷スパイダースのあかいくらやみ。天狗党のことは、みなさま周知の事実で、詳しくない私が物知らずなのでしょうか。純粋に国を思い、我が志を伝えるために奮闘する。が、それが害となり自分達だけでなく害は家族にまでおよぶ。そういう彼らがなかったことにされる。興味がでてくる。幻譚の設定は面白い。だけど、難しい。難しいよー。みんなこのことに詳しいの?これは常識なの?難しいよー。
幕末へとひた走る疾風怒濤の時代。その時代感はすごく出ていました。一千キロにも及ぶ大遠征。その行軍の途中で、逸話となるほど様々なことがおこったのだということもよくわかった。難しくて、堪能というところにいたりませんでした。
しかし、純粋な精神を持ち、志を胸に決起したが報われなかった残酷な現実が故に今だ魂ぱくがこの世を離れず、振り返り繰り返し終わりなくさまよう様。その表現方法のうまさは堪能した。長塚演出のすごさを感じました。シンプルな舞台で、迫力があった。白石加代子さんとか小日向さんとか芸達者で、存在感がすごい。小栗旬はすごく小栗旬でした。 がんばってみたけど、難しかった。くたびれました。
尊皇とは、攘夷とはって明治座の将軍江戸を去るでも、勘九郎ちゃんが吠えてました。大河ドラマでもそうです。今は徳川慶喜の時代なのでしょうか。

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