« 歌舞伎座新開場 杮葺落五月大歌舞伎 一部 | トップページ | 明治座花形歌舞伎 昼の部 »

2013年5月 5日 (日)

明治座花形歌舞伎 夜の部

明治座花形歌舞伎の夜の部をみてきました。けっこうな人出でした。明治座の運営能力ってすごい。特製おみやげセット1万円福袋をつくって、七之助さんから限定発売デーをつくったり。客席だけでなく食堂もおみやげものやさんも大にぎわいでした。
まずは、「将軍江戸を去る」。舞台のサイズに驚く。やっぱり歌舞伎座って広いのね。そのだたっぴろいほどの空間を、ベテランは苦もなく埋めてしまう。すごい。こちら明治座は、若手が、舞台いっぱいに力のこもった熱を発していて、よく似合っていました。
染五郎さんの冒頭の徳川慶喜をみて、團さまを思い出しました。ホトトギスが泣くのところ。山岡鉄太郎の勘九郎ちゃんの熱さ。さすが!中車さん、これですよ。これ。熱いだけではダメ。難しい役です。
休憩をはさみ、七之助さんの「藤娘」。ずっと襲名の兄をささえ続けてきた七くん。そうそう、こういうスポットライトを一身に浴びて欲しいわ。人の心をぐっと掴んでしまう技という点では妖艶なほどの力がありました。見ためは、人間でないものでした。まさに藤の精。小首をかしげるしぐさとか、もうあなたは何者なのですか・・・と思うほどみごとでした。はじらったり、喜んだり、さみしげだったりとクルクルと変わる表情を、全身から感じました。可憐だったけど、底力がちょっと妖艶で、藤の精って本当にいるかもと思う。見事でした。ぐっとひきよせられて夢中でみていたらあっと言うまに終わってしまいました。なんだかすごい。幕見でまたみたい藤娘でした。幕見ないけど・・・
最後に、「湧昇水鯉滝 鯉つかみ」。愛之助さんの楽しそうなこと。声を出して笑っちゃったほど。歌舞伎の荒唐無稽さを超えて、やりすぎになりそうなギリギリのところで品で抑えていました。間を自在に操り、型がきちんとしていないとお笑いの番組になっちゃいそう。うまいことまとめてました。前半は、釣家息女小桜姫の壱太郎姫が能天気で、あるいみ姫らしかった。壱太郎くんならではのいい感じ。愛される人だなぁ。かわいくみえました。たしか清水寺だったかと思うけど参詣の折に狼藉者から助けてくれたお小姓に一目惚れした姫。その権力でなんとか探し出してもらうことになる。突然眠気の襲われ、そこへドロドロと鯉登りが縦に登場。絶対にはいっているとわかるけど、鯉からお小姓実は鯉の精である愛之助さんが登場すると、やっぱり喜んじゃう。気持ちよさそうに見ずの中で大立廻りをし、思う存分水をかけまくっていました。楽しそうだったなぁ。楽しませ上手でした。

|

« 歌舞伎座新開場 杮葺落五月大歌舞伎 一部 | トップページ | 明治座花形歌舞伎 昼の部 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/81962/51670251

この記事へのトラックバック一覧です: 明治座花形歌舞伎 夜の部:

« 歌舞伎座新開場 杮葺落五月大歌舞伎 一部 | トップページ | 明治座花形歌舞伎 昼の部 »