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2013年7月29日 (月)

『容疑者Xの献身』

東野圭吾『容疑者Xの献身』(文藝春秋)を読む。第134回直木賞を受賞したそうです。ふーん。
探偵ガリレオは、東野圭吾の小説のシリーズで読んだことがなく、ドラマをみていただけ。福山くんのイメージで読む。天才物理学者 湯川先生は捜査には、何も興味がないはずなのになどドラマで前提条件がいろいろ頭に入っていたので読みやすい。テレビで映画もみていたので映像が先に入ってしまっていました。映像でみるよりも、文章の方が、石神の仕掛けた命がけのトリックへの思いが伝わった。得するためにしたことではない。みかえり求めない想いは神仏のほどこしのようで、こういう形の愛情がこの設定を作りえたのかと迫るものがあった。
「人に解けない問題を作るのと、その問題を解くのとでは、どちらが難しいか」という問いかけや、天才物理学者の湯川と天才数学者の石神の、相手を認めるが故に譲れなかったり葛藤したりする部分がよかった。現実の残酷さが。
映像をみる前に読めばよかったなぁ。

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