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2013年8月 1日 (木)

『利休にたずねよ』

横浜花火大会の日。今年もみてきました。たまやーかぎやーという人はもういません。横浜、どうしちゃったのかしら?と思う豪華さ。これは、爆発?と思うくらいの。立て続け手あがっているときに、近くにいた人がアベノミクスと言ってましたぞ。景気いい感じの花火大会でした。きれいでした~。

山本兼一『利休にたずねよ』(PHP研究所)を読む。うーむ、いい本でした。美に貪欲。かつ美をみる眼がある。美に取りつかれた男 千利休の恐ろしいほど美意識に圧倒される。小説は冒頭から利休切腹の日となる。利休が秀吉から「死を賜る」。切腹をおおせつかること、死を賜るという言葉。最初から得体のしれない巨大なものを感じる。時間を遡り、何故利休が切腹させられることとなったのかを紐といていく。その構成が気をひこうと奇をてらうものでない。巧い。審美眼を持つ利休という男に、この時代に、どんどん引き込まれていった。
茶道に心得がないことは、もったいないことかもしれない。いろいろな美を味わうことができたら、またどんどんと世界が広がるであろうに。もう習い事を増やせない・・・
茶道といえば、利休と思う。彼の美意識は鋭い。わからない人を愚鈍に思う冷酷さ。美を極めるために、それだけのものを犠牲にできる芯の強さ。人間利休が面白かった。
第140回直木賞受賞作だそうです。

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