行くぜ東北 青森県立美術館編
行くぜ東北レールに乗ってこりゃたまらんらん♪
朝起きたら、お部屋から海がみえました。昨晩、海はどこかな思って真っ暗な外を眺めていましたが、外はほぼ海でした。海のまん前。普段は青い空と青い海が広がっているのでしょうね。真っ白な空に、真っ白な海なのでしょうね。この日は白と薄いグレー。墨絵のようで幻想的でした。ぽこっと島があるのがすごくいい。朝もまた、お風呂へ。海が一望できる素晴らしいお風呂です。工夫に工夫を重ね、もうこれ以上サービスするところがみつからない程。あとは従業員さんに背中を流してもらうぐらいしか残っていないのではないかしら。感心しました。朝食もすばらしい。満腹。ビュッフェですが親切。ごはんは、軽め?普通?てんこもりにもできますよって。おばちゃんなのがいい。宿でおみやげを買ったり、のーんびり。のーんびりしていたら、じぇじぇ!宅急便受付は9時30分までよ!と9時30分に気がついたり(無理にお願いして受け付けていただきました)。のんびりチェックアウトしたら、1時間に1本しかないない電車が今いっちゃったと気がついたり。あんなにのんびりしていたのに。朝2回もお風呂入ったのに。 しかし、もう予定が狂うのは当たり前になっている我々はへっちゃら。では、と浅虫温泉の水族館へ。ショウヤ君が働いてたとこ。宿から歩いていくことができました。近いけど、暴風雨でびっしょびっしょになってたどり着く。都会の水族館よりもこじんまりとしているけれど、いろいろな海の仲間が近くでみることができて、夢中になりました。1時間程しかいないのに、アシカとイルカと、あと何だったかのお食事タイムを楽しむことができました。あしかは、あしか界ではシニア世代らしいです。近くで急にイルカが宙返りし、おさると手をとりあって後ずさりしたり。キャーキャー楽しむ。いってみてよかった。
水族館で楽しみすぎて、駅まで小走り。気がつくといつも小走りするはめに。青い森鉄道で、青森駅へ。観光協会で相談し、青森美術館への行き方と、美術館から新青森駅までの最適な移動方法と、この近くで食べることのできる海鮮丼情報を教えてもらいました。こんな天気にと、観光協会の方はとっても親切。暴風雨はますます激しくなります。駅前のちょっとの移動でもびしょびしょ。屋根のあるアーケードも吹き付ける暴風雨で役にたちません。駅のそばのライダーにいそうな名前のスーパーの地下に行ったら、そこには市場が広がっていました。この旅で探し続けていた生ウニの瓶づめを発見!!ウニとイクラの2色丼(ウニ少なめ・イクラまみれ)を食べていたら、津軽三味線ライブがはじまりました。うれしい。けれど、時間がない~。太棹の三味線は好きなのだけど、義太夫のと違うのよねー。当たり前なのかもしれませんが、好きなのは竹本の方だとしみじみと思う。あーバスの時間!のんびりと、走るのと、交互に大忙しです。
バスで、青森県立美術館へ。緑の森の中、白い建物がすっと建っていました。バス停から美術館までの小道は きっと素敵なのだろうなぁと思いつつ、傘を握りしめ下をむき、嵐の中を身をかがめながら進む。助けてって感じ。震えながら傘立てに傘を置き、大事な生ウニも傘立てに結びつけ(外の方が冷えているから)、館内へ。受付の方がタオルを差し出してくれました。こんなお天気の中ありがとうございますって。人の優しさに溢れたところです、東北。身体は冷えても心はじーんと温かくなりました。お借りしたタオルて拭き、荷物をロッカーに預け、ゆっくりと美術館を楽しむ。あれ?!ここの制服はミナではありませんか。ああいうのも、こういうのもあるのね。いいですねと職員の方に話しかけちゃった。色あいと柄がいくつかあるようでした。
展示入口は、吹き抜けになっていて素敵なタペストリーが下がっています。シャガールのようねと近づくとシャガールでした。少しどんよりした(カラっとしていない)感じが、とてもいい。しっとりとした色みの大きな空間にシャガールはよく似合う。青森にぴったり。こだわりの椅子がおいてあり、ゆっくりとタペストリーとむきあうことができる空間が作られていました。特別展示の横尾忠則の昭和の展示が面白かった。見応えがあった。横尾忠則のすごさもわかりましたが、昭和の底力も感じる展示でした。 常設は、特別展の関係でせまくなっていましたが、いい世界でした。奈良智友のアオモリ犬にも逢うことができました。大雨の中でしたので、しょんぼりしているようにもみえて、逆に貴重でした。アオモリ犬は長いことみていられます。飽きない。おさると、美術館を褒めたたえながら売店に。そして4匹の猫みたいなミュージアムカフェへ。目の前に緑の芝生が広がり、いいお天気の時にまたきてみたいなぁと思いました。八角堂もみえました。あの空間も、面白かったなぁ。十和田の美術館も、いってみたいねぇと話しつつ、カフェオレであたたまりました。美術館の割と近くに三内丸山遺跡があります。本当はここも行くはずだったのになぁ。どしゃぶりの中屋外の遺跡見学というのは無理。帰りのタクシーから縄文の館がみえて、次に来た時こそ!と思いました。面白そうでした。
早めに新青森の駅へ。ここから一路新幹線で、東京へ。台風なので途中で止まってしまった時のためにとお弁当・ビール・お茶・お菓子と食糧を用意(これをアキ竹城の教えと呼ぶ)し、万全な状態で、新幹線に乗り込みました。帰りの新幹線も遅れました。遅れるぐらいもうへっちゃらです。でも、大宮でこのまま新幹線に乗っているよりも、在来線に乗り換えて50分かけて東京に行く方が早いですよとアナウンスがありアタフタしました。大宮から東京なんて、新幹線ならすぐなのに。結局、大宮から横浜まで湘南新宿ライナーで帰りました。1本で帰れたのでよかったのかな。3連休乗り放題パスで、横浜まで帰ってきました。東北を飛び越え函館まで行くことができるそうです。新幹線の特急料金を別に払ったけど、なかなかお得で強力なパスでした。
レールに乗って東北へ。楽しかった。旅らしい旅。歌舞伎鑑賞なしでも、旅行に行っていいのね♪東北万歳!
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