『子どもの王様』
殊能さんを偲んで読書中。まだ未読でした 殊能将之『子どもの王様』(講談社ノベルス)を取り寄せて購入。団地に住む子どもの世界。団地住人には、とてもよくわかる。家の間取りの感じ、棟の配分、公園の位置づけや関係性など。子供には団地が王国であり、子供には子供のルールが存在する。力の強さは、腕っぷしと親の事情と複雑でもある。大人が子供に隠しているさまざまな事情を感じとり、自分なりに考え、行動したりとじこもったりする。最後まで大人がその真相に気がつかない展開といい 世界感がとてもおもしろかった。
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