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2014年1月26日 (日)

『イン・ザ・プール』

奥田英朗の『イン・ザ・プール』(文春文庫)を読み返し。神経科を訪ねる変わった人は、病ってほどでもないと自分では思っている。その思い込み具合はちょっと身につまされるものもある。自分が陥っていないとは言い切れない。変な人と向き合う精神科医 伊良部一郎はもっと変。とんでもなく変な人に驚き、呆れ、巻き込まれることで自分を取り戻す。自分よりもっとひどい人をみて、自分の偏りに気がつく。携帯中毒の患者に書かれたような人は、今ではゴロゴロしていると思った。この話ではケータイがないと人の繋がりに自信がもてなくなる少年でしたが、今はつながりを人に求めるよりも、便利で面白いものに求めている感じがする。イヤなことを言わないし気も使わなくていいしね。それをひっくるめての付き合いはおっくうなのでしょうか。そんなにひっきりなしに見ていないとダメなのですかと思う今日このごろ。

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