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2014年2月 8日 (土)

もっと泣いてよフラッパー

20140208 201402082 目が覚めたら一面真っ白。
今日は出かける予定があるので大変なことはわかっちゃいるのだけど、一面真っ白な雪景色はきれい。ワクワク。夕方出かけるまで、外みたりオリンピックをみたり外をみたり。ベランダのシクラメンにもみるみる雪が降り積もる。

この大雪の中、文化村へいってきました。Bunkamura25周年記念 もっと泣いてよフラッパーの初日です。オンシアター自由劇場が大好きでした。解散してからぽっかり空いた心の穴を歌舞伎に埋めてもらいました。
生まれ変わるフラッパー!デコさんのいないフラッパーを受け入れたくないような、あのフラッパーをもう一回みれるといううれしさやらで心中大忙しです。おおむね、楽しみにしていました。こんな天気ですが、客席はそんなに空席もありませんでした。年配の方も多く、往年の自由劇場贔屓がおおかったような気がします。
フラッパーは、そんなに繰り返しみる機会がなかったのですが、はじまってみるともう懐かしくて!なんだか心に残るあのセリフや、この感じ。そうそう、これこれ。これが私の愛するオンシアターの世界です。シカゴなんだけれども、そこは空想のシカゴ。クラブの踊り子やギャングや八百長ボクサーや新聞記者。突然地下の世界にいってしまったり。話がどんどん広がり、散らかっていくのだけど、そのとっちらかり具合も心地よく懐かしい。華やかな世界なのだかけど、なんとなく物哀しい。ギャングなのにどこか間が抜けている。大切にしたいものをやっとみつけたのに、素直になることになれていなくて指の間を流れ落ちるように幸せを取り逃がしちゃう踊り子。反対にギャングのボスのくせに好きな女の子しか目が入らなくなり、全てをなくしてしまうことで、彼女の心をつかんだり。その世界にかかせないのが音楽。役者は演じたりバンドマンになったり。ここに首ったけになりました。やっぱりいい。こんなお芝居、他にはない。よかったなぁ。
昔のままでなく、進化していました。ダンスのセンスもキレもちがう。松たか子さんは、吉田日出子さんのもつちょっと残酷さを秘めた愛嬌がありました。そして彼女本来ののびやかでちょっとイジワルなかっこよさがあった。真ん中に立つべき人でした。松尾ちゃんのとんでもなさが素晴らしかった。みんなかつての自由劇場の串田さんのテイストを大切にしている中、松尾ちゃんだけはおかまいなし。みんなの作る空気にのまれることなくちょっと舞台を壊すような破壊力のある引きつけかたをする。それがボスらしくてよかった。秋山菜津子さんはさすがでした。りょうの、きれいなんだけどいつも幸せを逃がしちゃうホレっぽさが哀しくてよかった。石丸幹二さんの妙に完璧なミュージカルぶりも面白かった。われらが?!亀蔵さんの堂々した感じのいいこと。無駄なことをせず堂々とじっとしていて、雰囲気がある。
大森博史さん、真那胡敬二さん、小西康久さん、内田紳一郎さん、片岡正二郎さんが、あの役この役で出てくるたび、楽器を引くたびに、胸が高鳴りました。いいなぁ。頭髪はさみしくなったけど、魅力は衰えません。串田さんの音楽劇・恋模様の描き方が出す気です。
大雪で電車もあちこち止まったりしていましたが、おさると一緒になつかしみながら無事にかえってきました。ああフラッパー。

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