MOMAT コレクション
俳優祭売り出し。電話予約に敗れる。昼休みに一心不乱に電話してみました。3階席は終わっていたのかなぁ。ダメならダメということだけでも知りたいものです。
仕事の後、職場からグングン歩いて近代美術館へ。MOMAT コレクション展と、泥とジェリーが気になっていたので。すばらしい展示でした。是非足を運んでと人に薦めたくなる。
MOMAT展のはじまりはアンリ・ルソー。とてもワクワクする作品。ラッパの音が聞こえてきそう。
日本美術の傑作が並ぶ。大正のはじめの、洋画ってものが入ってきて油絵をどうかくかたくましく挑んでいるころの作品がとても好きなので、そのころの素晴らしいものが並んでいてとても贅沢。萬鉄五郎、岸田劉生、中村彝らのたくましく濃厚な世界を楽しむ。加山又造の屏風2作品をたっぷりした空間で展示され大変美しい。
永久貸与の戦争画もしっかりとみる。藤田嗣治の《アッツ島玉砕》や《サイパン島同胞臣節を全うす》は、全体から叫ぶようなものがすごい。朝ドラが、ちょうど終戦を迎えるころになった。こんなところへ行くことになれば、命を落とすことがなくすんだにせよ、心にずっと忘れらないものがうえつけられてしまうだろうと思った。絵の力を思った。
写真の作品も面白かった。森山大道やジョセフ・クーデルカの作品は、人に興味をわかせる。奇抜とかそうきことでない力に興味がわいた。
「地震のあとで」というコーナー。大正12年9月1日関東地方を襲ったのは、マグニチュード7.9の巨大地震だったそうです。建物の倒壊・火災により、またたくまに東京の中心部がを荒廃させた。呆然とするほど何もない。時代を追って、そこから復興する様を足早にみることができるのですが、実際には長い道のりだという現実について考えた。
プロレタリア芸術運動のころの作品が面白かった。近代化の華やかさ、機械の力文明をうたいあげたもの、その底の部分にとどまらざるをえない労働者の視線。ハイライトの展示ながら、時代の移り変わりが面白い。
最後にモダンの作品も。映像作品で、ワンダーウーマンのものがあった。作品を鑑賞するのでなくワンダーウーマン自信を懐かしくみちゃった。「IADCのダイアナプリンス」って名刺を作った過去があるので。最後の作品は奈良美智というのも気に入りました。
特集の泥とジェリーも面白かった。
こんなにすばらしく楽しい展示が、常設なので420円。ありがとう。
帰りもグングン歩いて東京駅へ。寒かった。昨日の健康診断のバリウムがまだ身体の中に残っていたのでグングン歩き刺激をしてみた。どうぞ、出て行って!
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