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2014年3月 2日 (日)

鳳凰祭三月大歌舞伎 昼

201403 歌舞伎座新開場柿葺落 鳳凰祭三月大歌舞伎 歌舞伎座松竹経営百年 先人の碑建立一年 という大げさな名目のついた歌舞伎座公演をみてきました。いってみたら初日でした。まずは、昼の部から鑑賞。
幕あけは、壽曽我対面。この顔ぶれならば、もっとよいはず。少々舞台が広くを感じてしまった。想像したよりも薄味なのはなぜでしょう。お一人づつきっちり演じているのに。
続いて身替座禅。本領発揮です。最近お疲れ気味なのか、少し覇気がなく心配でした。歌舞伎座新開場においての代役続きのせいですね。元気いっぱい。菊五郎さんの色気のある右京は情感たっぷり。憎めない愛らしさ。吉右衛門さんの山の神も、怖そうでやきもち焼きで。2人の顔併せは、おおらかさがたっぷりでさすがでした。千枝・小枝には、壱太郎くんと天才 尾上右近ちゃん。間違いないうまさ。天才 右近ちゃんは、南座でなくこっちに出ていたのですね。もっともっと出番が多くなって、底しれぬうまさをみせつけていただきたい。
続いて封印切。藤十郎はんの忠兵衛に、扇雀さんの梅川。八右衛門は翫雀さん。親子なのに藤十郎はんの若さはただものではありません。でもセリフが少々分かりにくい。ごちゃごちゃ言っている雰囲気に、充分味がありますが。翫雀さんの八右衛門は、意地の悪いゲジゲジ野郎というだけでなく、基本は友達という感じが出ていてそこが翫雀さんらしいなと思った。活舌がよくポンポン飛び出すいけずな会話の響きがいい。秀太郎さんのおえんさんのきっぷのよさもよかった。治右衛門の我當さんは、じっとしていても風格がありました。 大変なことをしでかしてしまってからの忠兵衛の落ち着きの悪い肝とあきらめきっているけど不幸そうでない梅川の感じはさすが。ベテランの芝居をみせていただきました。
最後は、一番楽しみにしていた二人藤娘。場内がまっ暗になりいやがうえにも期待で胸がいっぱいになります。ぱっと明りがはいったときの別世界感のあることったら。おぉーとみんなの口から同じ息がでていました。大きな藤の花の元、舞台と花道七三に藤の精がただずんでいました。気になっていた1月の松竹座で上演していた二人藤娘、歌舞伎座で上演してくれてうれしい。この藤の精達の魅惑的なことといったら。玉さまは七くんに負けず愛らしく可愛らしく初々しかった。どうなっちゃているのでしょう。お姉さんと妹でなく同級生がきゃっきゃっしているようでした。はしゃいだりしっとりしたり。あっという間でした。あぁ。

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