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2014年3月23日 (日)

空ヲ刻ム者

演舞場で、四代目市川猿之助によるスーパー歌舞伎II『空ヲ刻ム者』をみてきました。見終わって、確かに「スーパー歌舞伎セカンド」だと思いました。 スーパー歌舞伎のこしらえをすると、佐々木蔵之介さんかどうかちっともわからなくなりました。別人のような顔つきにみえました。このメンバーの中で、浅野くんの存在感がすごい。歌舞伎にのみこまれていないどころか、歌舞伎の波を軽くわたっていました。浅野和之ここにあり。花道の七三で一度立ち止まってから改めて歩くことが、こんなにも難しいことだとは知りませんでした。蔵之介さんや福士誠治さんが歩くとなんか違う。それっぽくしているけど全然違う。七三で違和感を覚えたことがなかったので、あれってすごい技術だったのだなぁと思った。 前川知大さんは新進気鋭の劇作家だそうですが、スーパー歌舞伎の世界感にのみ込まれていて特色を感じませんでした。とにかくスーパー歌舞伎でした。この納得する感じを見事に受け継いでいるのはすごい。このジャンルは継承されました。亀ちゃん(現猿之助さん)の間の取り方のうまいこと。自由自在に場を操っていました。 私は、「歌舞伎」が好きです。緻密に組み立てられ、しきたりに固まっているのに、時に荒唐無稽な方向に向いたり唐突に終わったりする。小難しいところろも型破りなところも好き。 対するスーパー歌舞伎は、とにかく素直。素直に物事を運びそれがクサくならない。かつ豪華。こういうジャンルを先代の猿之助さんが作り、一人でひっぱってきた。今は、新猿之助さんが同じようにひっぱれるし、猿之助なしでも成立するおもだか色ができあがっているのがわかった。納得しました。 私は、自分が好きな方の歌舞伎をみていくことにします。否定しているわけではないです。 3階の、宙乗りが収容されつあたりの席でみていたので行きつ戻りつしながら近づいてきたのがうれしかった。

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