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2014年4月24日 (木)

101年目のロバート・キャパ

恵比寿の東京都写真美術館へいってきました。木・金と週に2回も夜間延長があるのがうれしい。気になっていた「101年目のロバート・キャパ -誰もがボブに憧れた -」をみてきました。行ってよかった!
彼の撮ったスペイン内戦の写真「崩れ落ちる兵士」 そして地雷を踏み若くして亡くなったことは、あまりにも有名であり 戦地という印象が強い。激しい戦闘のまっただ中の緊張感あふれるものの怖さだけでない。住むところを失い避難するためにあてどなく歩く家族の表情。銃を向けられている訳ではないけれど、今日の暮らしもおぼつかない。、軍の車両に腰かけて編み物をする女性兵士の姿。軍服でいることが、つかの間の平和のその裏の戦いを感じさせる。戦争が起こるということは、戦地にいく人だけでなく全ての人の暮らしを壊していく。頭でわかっているつもりでいることを、実際に写真で目にすると衝撃である。冒頭にあった、ドイツへの協力者とされた女性。ドイツ兵との赤ちゃんを胸に抱き、剃髪され、市民の笑いものにされる様子が写されていた。女性もそうだが、周りの人の表情も衝撃的であった。思ったことを言葉にすることにためらいが出るほど。
辛い日々の中でも、憩いの瞬間がある。思わずほほえんでしまうユーモアあふれる写真。それも、この時代というものを背負いその中で出会った瞬間という時代を感じるものだった。
戦場を写した写真家として知られるロバート・キャパ。彼の撮る写真には、彼の生きた時代の人びとがいる。どんな状況でも、過酷であればあるほど、必死に生きている人がいる。そういうことを伝えるためにとる写真には大きな力を感じた。
キャパの友人たちの写真も魅力的でした。ヘミングウェイやジョン・スタインベックの、親しいものに見せた表情がよかった。パブロ・ピカソの写真は目にするが、キャパの前のピカソだった。何よりの一枚は、恋人ゲルダ・タローをとったものだ。
成功したキャパしかしらなかったが、生活費を稼ぐこともままないスタート時点の写真や、恋人ゲルダ・タローがつけた架空の写真家の名前「ロバート・キャパ」が、伝説のカメラマン、キャパになった様子を写真で知った。そこには数多くの友人がおり、恋人がいた。「誰もがボブに憧れた」というのは、いい文句だと思う。

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コメント

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投稿: Johnb286 | 2014年5月21日 (水) 03時37分

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