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2014年5月16日 (金)

素王の人 十二代目市川團十郎

文楽をみるために半蔵門にきたので、よい機会とJCIIフォトサロンにいってきました。薄井大還作品展「「素王の人 十二代目市川團十郎~時空の愛 芸の伝承~」という写真展をみてきました。日本カメラ博物館の隣のビルの1階にあるフォトサロン。小ぶりな空間でしたが、丁寧にまもってきたサロンという雰囲気がありました。ちょうど、誰もいないタイミングでしたので1点づつゆっくりと眺める。最初の暫の顔の写真が、とてもよかった。ああ、これが私の思う團十郎だと思った。昔の写真に、お若いとつぶやいたり。楽屋の鏡台前に、團十郎・新之助2人が並んでいる写真がありました。父の姿を観、倅を見守ることのできる その幸せになんだか泣けてきてしまいました。ああ幸せだったなぁと。今の海老蔵は必死に走っているけれど、方向が少し違うと思う。気がついてくれるのを待っています。バスローブをきた團十郎とちびっこの時の今の海老蔵の写真は、時おりみる。この写真は本当にいい。別世界に住む人っていう感じでている。歌舞伎役者には、神秘の部分を持っていてもらいたい。贔屓としてはね。ただならぬ人達だからこそ、その人達の舞台は時代が江戸にぽーんと飛んでいくことができる。
写真は一瞬を切り取っただけなのに、そこには人間性がみえた。それがプロの腕なのかもしれない。團十郎写真には、品格があった。人間性は、でてしまうものだと身を引きしめた。ちょっとだけ。楽屋に、先代の河原崎権十郎さんが訪れた写真があり、この人が舞台にでていたらどんなに格好いいだろうと思った。楽屋で4人で座布団を囲んで座っている写真は、隣には十八世勘三郎。ああ。そして若い。UNOをしていてほほえましい。襲名の成田山の写真、チビの新之助くんに近所のチビッコが近寄る。その姿を微笑んで見守る團様や希実子奥様など幸せいっぱい。みんなの応援の熱気も伝わるいい写真でした。永山会長や、お若く髪がたっぷりの左團児発見なとみどころいっぱい。
生きている姿勢は写真に現れることもわかりました。モノクロの写真からあふれる風情もよかった。

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