プチ夏休み・ヴァロットン展
おさると一緒に東京駅周辺であそんできました。なぜ休暇をとって職場に近い街であそぶのでしょう。
ずっと行こう行こうといっていた「ヴァロットン展」にいってきました。「大人のたしなみとしての変態」というキャッチフレーズにひかれて絶対にみにいこうと決めました。
ヴァロットン展は、意外がいっぱいで面白かった。タッチの異なる作品のようにもみえる。一人の画家が描いたとは思えないなぁ。「冷たい炎」とか「裏側の視線」など、彼を表現しようとする言葉もいい。版画の白と黒の世界。お洒落でシニカル。みればみるほどいい。じっとみていたくなる。激しい才能で圧倒するタイプでないが、目を離せない不思議な魅力がある。お金とか不貞とか、背徳感を感じる独特のタッチが、かっこいい。
部屋をかわると作風が異なる。同じ画家?と思うほど。リュクサンブール公園という作品が気に入った。家に飾りたい。人の心を尖らせない温かいものがあった。月の光という作品の美しかったこと。三菱一号館美術館所蔵品も意外と多く驚いた。さすが財閥。日曜美術館でヴァロットン展を取り上げた時の解説などを思い出しつつみる。おさると小声ですてきな変態ぶりを褒めながら鑑賞。ヒッチコックより早く効果的な画面の切り方を確立したって言っていたわねと復習しつつ鑑賞。一人でみるのももちろん楽しいけれど、一緒にみる時には別の楽しさがある。基本的に日曜美術館をみている人との会話は、楽しさのランクをあげてくれる。
しかし、会場である三菱一号館美術館本体はあまり好きにはなれませんでした。
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