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2014年9月 5日 (金)

秀山祭大歌舞伎 夜

歌舞伎座へ。秀山祭大歌舞伎 夜の部。絵本太功記 尼ヶ崎閑居の場。武智十次郎は、染五郎さん。前髪ものがよく似合う。線も細いし声もきれい。七三でのきめも若々しく、討死を覚悟するには まだ若さが痛々しい年ごろにみえて感心しました。初菊は、米吉くん。妖艶さで私の中で人気急上昇中。ですが、赤姫というのが難しいことがよくわかった。きちんとしているのだけれども何かがまだしっくりこないところがある。形なのかなぁ。心情はよく伝わるし見栄えもいいのだが。不思議。皐月は東蔵さん。気丈で凛としていました。厳しいけれど情けの厚さもでていてすばらしかった。操は魁春さん。しっとりがしっくりきました。武智光秀を中心にした話なのでしょうが、女性陣に惹かれました。 続いて連獅子。仁左衛門さんと千之助くん。前回は親子のようでしたが、今回は親孫のようで少々寂しい気も。長唄の出だしもちょっと違うような。特別なのでしょうか。千之助くんの狂言師左近が、丁寧に隅々まで考えてきちっと踊っているなぁと感じた。さわやかでした。  最後は、曽我綉俠御所染。御所五郎蔵です。3階の上の方から鑑賞していたので、花道と舞台の台詞のやりとりを想像しながらきく。渡し言葉がよく、姿がみえなくても順に台詞を送っている様が目に浮かび 楽しい。独特の楽しみ方の演劇だなぁと思う。 染五郎さんの五郎蔵と、松緑さんの土右衛門。廓の店先で桜の花を背に喧嘩をはじめるときは2人とも粋でかっこいい。いざ廓の中にはいると、金に物をいわせ愛想づかしを強要して土右衛門の格好よさが減っちゃいます。単細胞の五郎蔵は逆上する。あいつになびくなら殺してやるって・・・そんな単純な内輪もめの刃傷沙汰を豪華絢爛にしちゃう。皐月さんの身替りに道中した逢州さんを、誤って五郎蔵さんが斬るところ。間違ってるよという気持ちは置いておいちゃう。斬られて懐紙をパーっとほうるところ。スローモーションのように感じる。かっこいい。あの場大好きです。逢州 さんは高麗蔵さん。私が替わって道中しましょうと土右衛門をなだめるとことが、気風がよかった。 華やかというより、しっとりという雰囲気の秀山祭でした。

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