2011年10月 7日 (金)

岡本太郎記念館

先月 都会に出たおり、岡本太郎記念館に行ってみました。 太陽の塔のすごさの余韻さめやらぬ中訪れたそこは、また特別な場所でした。 万博公園であまりにも巨大でパワーあふれるものをみた後、この記念館の生活の色の強さは新鮮でした。
岡本太郎記念館は、1996年に八十四歳で亡くなるまで、岡本太郎のアトリエ兼住居であった場所だそうです。五十年近くも彼が生活した空間。そして岡本一平・かの子・太郎の一家が永く暮らした地でもあるそうです。ドラマでみたあの場所。
一軒家としては広いが美術館としてはそう広くはない。濃厚だが奇抜ではない。あの突飛にも思える作品は、コツコツと地道に積み重ねたものの上にあるのかもしれない。そんな風に感じました。企画展として「もうひとりの太郎」展を開催していたから 余計に感じたのかもしてない。岡本太郎の自画像・岡本敏子の肖像画は、相手のことをどう思っているか伝わってきた。紙にペンで書いただけの敏子さんは素敵だった。彼には敏子さんが必要だったし、敏子さんは太郎を太郎らしくすることができた人だった。絶対に他の人では駄目な人になりたい。ぼーっとしているだけじゃダメだなぁ。エネルギーに満ち溢れ かつ落ち着いた場所で 圧倒されながらそんなことを考えた。
戦災で焼失した旧居の後に、ル・コルビュジェの愛弟子だった友人の坂倉準三の設計でたてられたアトリエだそうです。ジャングルのような力強い庭に、太郎の作品はよく似合っていました。

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2010年11月24日 (水)

金剛蔵王権現 夜間特別御開帳

今回は、吉野の宿に一泊しました。近隣の宿に泊まる人限定で、夜間の特別拝観があるためです。夜8時に御堂前に集合。御坊さんのお話を伺い、法螺貝が吹くならされる。その後に静に御堂へ。御堂の扉を閉め、御経文をあげるのをききます。御堂に響く声、おなかに響く太鼓の音。その中、3体の尊像にぱっとライトがあたりました。その迫力たるや。 シーンとして冷え切った御堂の中でのこの体験は、特別なものでした。なんだか、もうものすごくちゃんとしよう!と思いました。やみくもに。 日々のあたりまえのことにきちんと感謝ができると思った。健康に生きていることに感謝しました。 そういう人を圧倒させる力をもった1時間となりました。ありがとうございました。
翌朝、もう一度、蔵王権現にお参りしてきました。何度みてもすごい。ライトで照らされた像よりも、日中でも薄暗い御堂の中の蝋燭の光でみた方が、迫力があるように思いました。とても怖い御顔付きですが、とても頼もしい。
今回泊まったお宿は「さこや」さん。隅々まで気配りの行き届くとても気持ちのよいお宿でした。新しくはありませんが、清潔で、ほどよく ほっておいてくださり、きちんと かまってくれる。お料理も丁寧できちんとしていました。到着したとき、冷えた身体におもてなしの葛湯が甘くてあたたかくてうれしかった。朝、山をながめながらいれていただいたコーヒーをいただくのも贅沢した。 何よりのおもてなしは景色とお風呂。窓からみえる山々の霞がかったところが美しかった。お風呂も外に露天があり、森の中にいるよう。樽酒と升がおいてあるの。もう大変! 男風呂の方から樽酒がもうないという声が聞こえてきました。 夜の拝観があったのでちょっとお味をみる程度にしておきました。 道楽遠征の折に、外国資本の高級ホテルに泊まってはしゃいでいる身に、こういうきちんとしたおもてなしというよさがしみました。
お部屋には露天風呂がついていました。ギャー。夕方入る人・朝入る人 それぞれ楽しみました。宿のお風呂も 部屋のお風呂もあって、極楽でした。
いいなぁ金婚式。わたしゃ早く結婚しないと金婚式までにヨボヨボになってしまいますことよ。いい記念になったかな。

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2010年6月30日 (水)

テートtoテート

6/5(土)③
025030  前回とっても楽しかったので、今回もぜひ。テート・ブリテンから、テート・モダンまでテートtoテートという船で移動。One day Cardを持っている人は、割引がありました。
  船の甲板に出て、右に左にと動いて楽しむ。 左手にビックベン!あぁ、ロンドンに来ているのねと実感。 もう少し進むと、右手にロンドンアイ!こういう、THE名所というものを、目の前にするとワクワクし035ます。しかも、船の上からみるのって楽しい。 観覧車"ロンドンアイ"の中にひとつ、観覧車がなく枠だけの車がありました。おさるに、あれに乗ったら100ポンドあげるといわれたらどうする?と質問される。NO!です。NO!といえる日本人です。032
あっという間に到着。天気はいいし、風は気持ちいいし、船最高です。もっと乗っていたかったなぁ。大航海したい(それはウソ)。 
050  船は、グローブ座の真ん前に到着。 懐かしい。今はリチャードXIIIを上演中のようです。 売店に直行。売店大好き。シャークスピア作品別に、いかしたグッズを作成していました。そのセンスをほめちぎる (何も買わなかったけれ054どもね)。血糊も販売。
057 そばにあった 壁にちょうちょのついている家がありました。 グローブ座は味わい深い いい建物です。

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2010年3月 4日 (木)

上海バンスキング ナイト アンド ネクストディ

ロッテリアのエビバーガーだかのCMに全身真赤のスーツをきた海老蔵さんがでてました。すごい・・・間違ったルパン三世みたい。やっぱり目がはなせません。

思い出のつづき (覚書)
先日、おさると二人で上海バンスキングの再演に胸震わせ、その晩は東京プリンスのザ・タワーにお泊まり。窓の外には、はみ出るほど大きな東京タワー。おふろは、ジャグジーみたいにブクブク。ホテルの入口は、ピカピカ。ロビーは、甘いいい香り。コンシェルジェさんは、ウエンツ顔のかわいこちゃん。(質問したけど、かわいいなぁと思って答えをあんんまりきいていなかったほど。) なにもかもロマンティック。おさるに無駄扱いされるほどのロマンティックさ。胃が本調子でないのがつくづく残念であった。すまん、へばれけになれなくて。いいお部屋で、のーんんびり。夜中までパンフレットみながら、上海バンスキングやオンシアター自由劇場の思い出を語り合う。幸せでした。

翌日は、フカヒレ入り茶碗蒸しもある ビュッフェで朝食をとり 東京国立博物館へ。「長谷川等伯」展をみる。枯木猿猴図グッズに心奪われる。 常設展もしっかり鑑賞。先日、本館を訪れた際に見巧者の方にたっぷり教わった浮世絵の知識を、忘れないうちにおさるに垂れ流す。季節がら出品されていたお雛様も面白かった。東北の方の仏像の彫りについて語りあった。法隆寺館でずらっと重要文化財が並ぶフロアで、あまりにすごすぎるものが並ぶことと、浅田真央ちゃんのフリーの素晴らしい技術のオンパレードについて考察しあった。(すごすぎて、すごさが目立たないもったいなさがあるのではないか。) 表啓館でアジアの広さを実感したり。一緒にあれこれ語りながらみる博物館めぐりの楽しさを満喫。 法隆寺館でホテルオークラのレストランのランチをたべ、ホットワインなんて女子っぽいものをいただいたのも楽しかった。 仕上げに、近くの国際子ども図書館へ。、「日本発子どもの本、海を渡る」展をみる。本当に、ここは素晴らしい館です。傘の収納の仕方が難しいこと以外、文句のつけようがないです。(あれ?最後が文句になってる・・・)ブラボー。

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2009年8月 8日 (土)

「プリンセス・ダイアナ展~その輝きの日々~」

日本橋三越に行ったので、見てきました。「プリンセス・ダイアナ展~その輝きの日々~」。中はたくさんのご婦人方。ダイアナ展といっても97%は写真パネル。ひとを引きつける魅力があった人だなぁと改めて思いました。
展示内容よりも、みているご婦人同士のおしゃべりが面白かった。「私、カミラなら生い立ちから全部持ってるわよ、見る?」っていうコメントが優勝。全部って何をおさえているのでしょう。 カミラって単語、久しぶりに聞きました。

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2007年1月 3日 (水)

はつゆめ

森美術館に ビル・ヴィオラのヴィデオ・アート「はつゆめ」を見にいってきました。 はつゆめだから三ヶ日にと思って。(ウソ)。 なかなかの賑わいでした。
映像作品はなかなか難解。 でも今日は強力な助っ人を得ました。学友(ひ)が、ここでお仕事をしていて、今日プライベートガイドをしていただきました。お年玉! 学友(ひ)が現れるまで うーむ うーむと首をひねっていたのですが・・・ ちょっとした一言が、ぐっと作品に興味を起こさせるの。マジックって程。ありがとう♪ こんなに映像作品を ほぉ って思えたのははじめてです。
作品の前に「大きな音がでるので注意して下さい」という但し書き。 The Stopping Mindというビデオインスタレーション。四角く画像で囲まれた空間。 不明瞭で落ち着きのない、異なる4つ画像が動き、止まり、突然大音響が入る。なんだこりゃ。行き詰るような不安感でドキドキしてきた。 これは、ビィオラ自身がホテル宿泊時に起こした心臓麻痺(だったかな?)の体験の感じがヒントになったらしい。 怖かったという感想に学友(ひ)は、それでいいんだよって。 そう聞いてから見てみると、恐怖を言葉でなく、感覚で表現しているなあと驚いた。わかってもやはり落ち着かず怖かったけど。
液晶モニターを使った「動く絵画」と呼ばれる作品郡が面白かったな。1分間で役者が喜怒哀楽を顔で表現する。それを81分に伸ばして映し出す。「アニマ」という作品。なんだその考え方!じっとみていても動きがわからない。他の作品を見て、ちょっと振返ってみると、首の角度が変わっていたり、まばたきしたりしてる。自分だけ画の変化に気付いてしまったようなそんなドキドキがあった。学友(ひ)が、自分たちをこういう風に撮ったら、微妙な表情がでるのかなあといったのが印象的でした。 「ドロローサ」が気に入った。現代の普通の人を撮影した映像。でもそれは宗教的な意味をこのような形で表現したということを教えてもらった。時間の流れ方が奇妙で気に入った。 「ラフト/漂流」は説明がなくても胸にグットくる作品だった。 「ミレニアムの5天使」はきれいだった。空気が寒々と感じられた。あっという間に2時間たっちゃった。
こういうものは、背景とか意味合いがわからないと魅力が半分どころか1割もわからない。 わかるとなかなか面白い。学友(ひ)は、すごいなあ。やるなぁ。とても面白い間の持ち主で、一緒にいるといつも笑っちゃう。ほわーっとしてるけど、すごい人だわ。ありがとう。おかげで、今年のアート初めも とってもよいものとなりました。今年もよい作品をいろいろと見ていこう。とにかくいろいろなジャンルのものをみてみたい。好きかどうか、まずみて確認しよう!

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2006年11月22日 (水)

木村伊兵衛のパリ

昨日は両親の結婚記念日でした。おめでとうってことで 本日一緒におでかけしてきました。お祝いっていったら、アレでしょ。楽しいところっていったら、やっぱりあそこでしょ。というわけでまたまた、でかけてきちゃった。幸福。 そのことは、また後日。
メゾンエルメス8階フォーラムにて開催の「木村伊兵衛のパリ」という写真展にいってきました。場所は、夏に「天上のシェリー」というインスタレーションを見に行って高所の余り 納涼気分を味わった銀座エルメス。 ガラスのテーブルの上に額に入った写真を並べるという面白い展示方法。テーブルに小さな文字で作品名が書かれています。部屋の中は明るすぎないのに、ちゃんと作品には照明があたっています。反射もなく見やすい。1955年のものがほとんど。その時代の懐かしい色あいがよかったです。 印画紙にやくのでなく、アートペーパーに焼いたものだそうです。光のあてかたに興味があって、上ばかりみていたら教えてくださいました。 さりげないシーンなのに、やっぱりうまいなあ。さすが。 あたりまえですが、うまいんだもの。 こういう風に撮れたらなあと思う写真たちでした。 そして わざわざ 空間デザイン◎コンスタンティン・グルチッチ となっているだけのことはある空間でした。ライカのギャラリーでも同時に木村伊兵衛のパリの写真展を開催しているみたい。そちらはどうなっているのかしら?行ってみたいなあ。

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2006年11月 7日 (火)

歌舞伎展

先週末、歌舞伎座の帰り道に日本橋三越にて開催中の「歌舞伎展」をみてきました。 三越カード所有者は無料なのがありがたい。
メールマガジンもタイアップ色が強くなり、やや面白くない今日このごろ。簡単なものじゃあ満足しませんことよ!という強気な態度で向いました。(無料にしてもらっているのにね)
まずは装束がずらーっと並んでお出迎え。とにもかくにも 本当に近くでみることができました。衣裳の後ろに回ると、ちょっとした後見気分を味わうことができますね。むふふ。
凝っています。いちいち丁寧に刺繍してあるの。 普段、こんなに近くでは 見ることができないのですよね。 それが、もったいない
程の丁寧さ。 歌舞伎って、こういう贅沢さが生み出す空間なのですね。 刀の細かい細工。 重ね重ね、客席という離れた場所からしか見ないなんて惜しいわぁ。 作り手だったら、ホラここ、ここ、ここも見て!って言いたくなっちゃう。特に、三越秘蔵の松王の装束の素晴らしいことといったら!
豪華絢爛なものだけではありません。5段目の猪もありました。脱いであるとなんだか可愛い。新三の鰹なども。ついこの間みたものは特にうれしい。手に触れてみたいものばかりでした。
敵とばかりに?! 体験コーナーはくまなく触ってきました。波の音を出す籠が、いい音をだすの。籠に小豆が入っているだけなのだけどなぁ。「おだやかな海を」、「今度は荒れた海を頼みますよ」とか、いろいろ自分に注文を出してやってみました。(人がいなかったのでね。) シンプルなのに、うまいことできてるなあ。
道成寺の装束の前で、魅入っておりましたら 年配のおばさまが 話かけてきて下さいました。本当に沢山の舞台をみていらした方でした。うらやましいし、面白いし。しばらく くっついていて お話をしていただいちゃった。先代の話(もしくは、先々代の話!)などを聞くのが大好きです。個人的な好みがあって、贔屓の視線は独特で面白いもの。

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2006年11月 4日 (土)

ポスター展

国立劇場の後、国立劇場40周年記念 ポスター展をみてきました。
国立劇場のポスターは、個性的なのですね。写真の月の次の月は浮世絵になったり。横尾忠則さんのものも。国立劇場なのに、堅苦しくない。型にはまっていない。全部の月のポスターがみたくなりました。
ポスターのデザインだけでなく、演目や役者が面白かった。「あーコレみたーい」って一枚一枚言いながらみてました。最近のものは、これ見たわっ でも今 また見たいって言いながらみてました。
昭和41年11月開場の記念公演は、『菅原伝授手習鑑』でした。料金は、1800円・1200円・400円でした。 400円!ひぇー。40周年の今は、3ヶ月連続上演の『元禄忠臣蔵』ですが、20周年のときは、3ヶ月連続上演の『仮名手本忠臣蔵』でした。みたーい!このときの料金は、6800円・4000円・2500円・1200円でした。
2ヶ月お休みして改装した後の公演のポスターは、金屏風の前に椅子を置き、羽織袴姿+素顔の 座っている菊五郎さんと立っている團十郎さん。気になるぅ~。平成4年4月4日から開演という面白いポスターでした。 いろいろな雰囲気のものをつくるのですね。
歌舞伎だけでなく、文楽のものも。踊りのものとか。第一回 狂言公演は、国立小劇場で2日間おこなわれたようです。万作さんの酢薑やら、千五郎さん、千之丞さんの靱猿。などなど。なんと千作さんの釣狐!わー みたかったよー。1966年11月28・29日のことでした。 いかんせん生まれていませんでした。
面白い展示でした。 この建物に楽屋とかがあるのね。嬉しさ倍増。
私の初「国立劇場」観劇は、『本朝廿四孝』です。(たぶん。子供のころの記憶がないの。学生の時もあまり覚えていないし。いろいろ連れて行ってくれた親に申し訳ないほど覚えてません。) 残念ながら、その公演のポスターはありませんでした。 文化の日に観にいったことを覚えています。たぶん1999年。狂言をみるようになっていたので、「通し狂言」ってなんだろうって思って観に行きました。そんな理由で。 筋書きをみても、難しくって、内容がちっともわからなかった。でも面白かった。筋なんて気にならなかった。 團さまの勝頼はいつまでもうごかないなあって思いました。確か雁治郎はんの奥庭があったと思います。何やら元気で面白かった記憶があります。めずらしい筍堀の場がありました。 そして、初「新之助丈」!白須賀六郎でした。 短い出番ですが、めちゃくちゃ格好よかった!すっかり贔屓になり、今に至る。 あーそんな自分の国立劇場史など思い出しながら、帰路につきました。

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2006年10月29日 (日)

お江戸の誘惑~たぶらかされて~

江戸東京博物館に、ボストン美術館所蔵 肉筆浮世絵展「江戸の誘惑」を見にいって来ました。名古屋のボストン美術館のあと巡回してきてくれました。待ってました!名古屋同様、ガイドは花禄さんによるもの。面白い企画だなあ。借りてみました。「熊さん、そいつぁいけねえよ」といった落語調のものかと思っちゃった。そういった物ではなかったです。丁寧でした。あまり面白いと作品の前から動かなくて困るしね。
浮世絵の中でも、肉筆のありがたさってあまりピンとこなかったのですが、その味がよーくわかりました。実感。
北斎の「鏡面美人画」。後ろ姿なのに、風情がいい。立ち姿の美人が、引き出しに立てかけた鏡に顔を映す。画には 待人~という詩が書かれている。手には文が握られている。なんて粋な構図なのでしょう。うっとり。 師宣の芝居町の画は、鼓の皮をあぶっていたりと隅々まで面白い。 豊国の「三代目歌右衛門」。江戸から大阪に行ってしまうのを惜しんで二百人もの人が見送りにきたところを振り返った図らしい。黒羽二重の裾に 名残雪がチラチラと。いやーん。なんて格好いいのでしょう。 石燕の「百鬼夜行図巻」に河童の姿をみて喜ぶ。ろくろくびって飛頭蛮って書くのね。 北斎の「李白観瀑図」にびっくり。まっさかさまに落ちる滝の前に立ちすくむ人。 音がしてくるような画だった。 あたりの自然の大きさ、滝以外の音のない静寂さを感じた。大きな画ではないのですが 圧倒される一枚でした。
企画展だけでなく、常設展まで面白い。江戸の街をワクワク♪巡る。「お産してはるわ」ってのんきに言うご婦人方と一緒に、長屋を覗いたり。千両箱を持ち上げてみたり、肥え桶かついでみたり、纏を持ち上げてみたり・・どれもこれもとっても重かった。体験コーナーもくまなく参加。 中村座の芝居小屋の一角はやっぱり楽しい。なんだか来るたびに楽しさが増すみたい。 アラーキーの「東京人生」という写真展が常設展のそこかしこにありました。菊之助丈のポートレートの前にしばし吸い寄せられる。エントランスの百花淫乱も面白かった。アラーキーの手にかかると花に食虫花のような妖しさがでる気がします。バラバラな展示が新鮮でした。
7Fの食堂 隅田川 で国技館みながらお昼を食べ、売店で散財。(おさるとお揃いの十手まで購入。ミニですが。)
 帰りに、回向院で竹本義太夫のお墓に手を合わせ、吉良屋敷跡(一部?)に立ち寄りました。 今日も、よーく遊んだなぁ。

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