2015年1月 3日 (土)

サウンド・オブ・ミュージック

午前十時の映画祭。TOHOシネマズの素晴らしい企画を堪能してきました。サウンド・オブ・ミュージック。感激。歌舞伎をみたくらいの感激。10時から13時5分までという長丁場でしたので、途中で休憩がありました。
昨年は、同じ企画のオズの魔法使いをみました。もう、この黄金期のころの映画のいいこと。落ち着きます。多少無理があるような進行もあるのですが、それを乗り越えちゃう説得力があります。作品の力と名優の力と素晴らしい音楽。不滅と呼ばれるものは違う。名作に酔いました。家の近くに映画館があって、15分前に急いででかけてみれるなんて幸せ。ちょっとあわただしかったけれど。 あー いいお正月です。

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2014年9月23日 (火)

ホット・ロード

お稽古事の発表会をみにいく前に、お稽古仲間と映画をみる。「邦非映非連」活動。能年ちゃんのホット ロードをみる。能年ちゃんはただものではない。なんだかすごい。高校生くらいの話かと思ったらなんと中学生でした。スカートの長い時代の制服がステキにみえた。時代は巡る。映画館にきている子たちが10代ばかりでした。

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2014年9月 9日 (火)

イン ザ ヒーロー

仕事の帰りに走ってお店へ。おさるとハッピーアワー中にすべり込む。いつものように美味しく楽しい。ドイツ料理を楽しんだ帰り道、急に思い立って映画をみる。「邦非映非連」活動。イン ザ ヒーローをみる。唐沢くんも種一先輩も素敵なのに、なにやらパッとしない。原因を考えたけどよくわからなかった。ゆるーい感じの邦画も好きなのにちょっとそれとも違う。不思議なり。
月の綺麗な夜でした。

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2014年8月14日 (木)

プチ夏休み・パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト

三菱地所をみにいこうと歌いつつ、三菱地所の悪口を並べ立てながら有楽町へ。歩いてみたら案外近くて驚きました。続いてシャンテで映画をみました。パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト。音楽史上、最も不道徳な男が奏でる最も美しい旋律。パガニーニにもすてきなキャッチフレーズがついていました。酒と女とヴァイオリンを愛し、ヴァイオリンに愛された男。でも本当にダメな男。偏ったことしかできないから、こんなにいい音がでるのね。才能をもらうことができた代わりに、いろんなものが手に入らなかった天才の生き方は激しくてみているだけでクタクタになった。ぐったりするのだけどみたい。ひきこむ力がある。みていて、以前みた画家ベラスケス ドラクウロワの映画を思いだした。彼もビンからワインを口に注ぎ込み、一切の妥協をしない生きにくそうで熱情的な男だった。人から理解されず称賛も受けない。民衆に見方を教えてもらう導く人がいないと、彼のすごさは理解されない。似ている。天才に圧倒されて、気分がよかった。こんなにもびっくりするのは楽しい。パガニーニは、 により一大スターへと押し上げられる。演奏を聞き、ご婦人方が悲鳴をあげ、失神する。ここが、すごくよかわかった。私をみた、お前のためだけに弾くと言われたとい容易に思いこめるものすごいオーラがあった。パガニーニを演じたのは、デイヴィッド・ギャレット。スーパースター・ヴァイオリニストだそうです。そうだろうなぁ。もうのすごい説得力があったもの。名器ストラディヴァリウスによる演奏だそうです。そういう億rという値段のつく法外なものがよく似合う人です。
才能があふれるが、本人は破滅していく。人生はちっとも幸せそうでないが、演奏しているときには凡人の我々が知り得ない天上に居るよう。ドラマティックな生涯なんて言葉で片づけたくないすごい世界をそっと覗く。すごい というかすざましい映画でした!好き。
プチ夏休みの一日の締めに、ニュートキョーへ。ビアホール。あれ、またここも赤レンガ。レンガデーでした。おひるにタイのヌードルとタイのビールをいただく。変態展と変態展をみて、おやつりにスパークリングを飲む。そして変態の映画をみて、最後に生ビール。泡・変態・変態・泡・変態・泡!こんな一日を最高!と思うわれわれもちょっとおかしいのかも。凡人のあこがれ「変態」へ少しだけ近づいた一日でした。

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2014年8月 3日 (日)

マレフィセント

大竹しのぶが低ーい声で歌う歌にひかれて(あーなーたーのためにーいーきーてーきーたー)、母とマレフィセントをみにいってきました。思っていたよりもファンタジーでした。妖精的な。けっこうこういう世界が好きなので、私は楽しかった。森の生き物の女王は鉄に触れると火傷するというような設定も気に入りました。出世の為に、森のすてきな生き物を裏切った男が王になり、自分の罪に恐れ自分を失っていく。小学校の時の読み物のような世界。おろかな人間が森を破壊しようとし、正義が勝つ。私は好き。

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2014年7月 1日 (火)

超高速参勤交代

映画の日に映画。邦非映非連の活動で映画をみてきました。演舞場でスーパー歌舞伎をみたおりにこの映画のチラシがあり、これは面白そうと楽しみにしていました。
田舎の小藩主。やっと江戸務めがあけ、しぶしぶ大金を使い愛する地元へ戻ってきたというところ、またもや江戸に参勤せよとの命が下る。しかも5日で。参勤交代は、徳川幕府に楯つくための財力を奪う目的があることを教わったけれど、一日十里しか進んではならないとか、盛大な行列をしたてなければならないとか、要所要所で役人のチェックが入るとか、なるほどこれは膨大な費用がかかるなとわかりやすかった。
映画はまず国元に戻る。小藩であるが、正しい指導者のもとまっこうに生きている藩だと描く。農民は畑仕事に精を出すことができるよう守られており、武士は日ごろの鍛練をおこたらない。近隣の藩が困窮すれば救いの手を差し伸べる。あまり大きくなると叶わない夢の小藩である。そこをしっかり描いてから、むちゃくちゃな設定にむちゃくちゃにこたえていく。5日で交代するなら、最低限のチェックポイントのところだけしっかり大名行列し、後は山道を走り抜けるという策。最強の家臣たち 六角さんとか柄本時生くんとか、殿の蔵之助くんとか、引導する忍びの伊原くんとかも そんなに機敏でも強くもみえにくい。でも乗り越えちゃう。ありえなさすぎて、逆に違和感がなく面白かった。いい相乗効果。笑わせようとしすぎていなくて程よい感じ。えーっとついつい笑い、ついつい応援してしまう。マドンナ的j女子は、深きょん。はすっぱでもかわいい。かわいい底力があり、むさくるしい中、1人だけ女子がはいっても融合していました。亀ちゃん(現猿之助)はさすが。所作がいちいち決まる。普段着のようでした。片方あげた膝頭を下ろしただけで雰囲気を変える。その忠言 あい分かったぞということが分かる。さすが。 敵対する徳川の家老が、忍びをつかうのだが、なんだか精彩を欠き腕がなさそうだった。 田舎であっても日ごろから鍛練を怠らない武士連中は、都会の忍びより強いという設定は気分がいい。竹光の刀でも戦えちゃうし。知恵を絞り、急ぐならとにかく走る。シンプルで爽快な映画でした。

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2014年6月17日 (火)

プチ初夏休み

プチ初夏休み。おさるとおでかけ。お休みなのに朝からしっかり遊ぶ。9時30分から日比谷で「グランド・ブダペスト・ホテル」をみる。邦非映非連の活動。邦画じゃないけど。
勝手にイメージしていた内容と異なり、びっくりする。有能なコンシェルジュと、上流階級の宿泊者達。紳士は仕事の駆け引きをし、婦人は恋の駆け引きをし、コンシェルジの完璧な対応と渦巻く腹黒い陰謀的な想像でした。全然違う。伝説のコンシェルジュ、究極のおもてなしぐらいのキーワードしか知らないでみたのですがね。
空想の土地に立つ空想のホテル「グランド・ブダペスト・ホテル」。品のいい豪華なホテルに完璧な調度品。謎のオーナーにまかされ一流のスタッフを取り仕切るのは、“伝説のコンシェルジュ”と呼ばれるグスタヴ・H。
自分の利益にもうるさいが、人一倍ホテルをホテルマンを愛し、ホテルにコンシェルジュという職業に誇りを持つ男。時は大戦前夜のヨーロッパ大陸。戦争が日常を襲っても、上顧客のマダムDの突然死で 貴族の新関に襲われても、コンシェルジュとして真っ向から対決する。ずるさと誇りの加減がいい。芯になる、部下を守りぬく心にドンとやられてしまう。とにかく美しい。極悪にも極悪の美がある。冷酷な貴族が、財産のためになんでもする怖さ。そこにも美学がある。でてくるものが全て時代ががっていて、美しかった。ありえないことがたっぷり織り込んである。ファンタジーではないけれどファンタジーなのかもしれない。残酷さもあり美しかった。面白い!っていうものではないけど、すごく気にいった。ハリウッド超大作とは、計る基準が違う贅沢な映画。

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2014年4月 4日 (金)

鷹の爪7 女王陛下のジョブーブ

上野の帰りに川崎で途中下車。TOHOシネマス゛川崎で、鷹の爪the movie をみました。なんと無料。リクルートのスポンサー力のおかげのようです。 なんと、シリーズ第7弾。スポンサーであるリクルートを思いっきり持ち上げ、名を出す。潔い。全ての働く人たちに贈るロードー(労働)ムービーが、ここに誕生!ですって。ワンダフル。 尾美としのりのも出てるしね、声で。一週間限定上映なので、あわてて初日にいってきました。世界征服を狙っているけど、すごく心あたたまる集団。鷹の爪団の笑いの感じが懐かしかった。やっぱり好き。たーかーのーつーめー

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2014年2月21日 (金)

五右衛門ロック

ゲキ・シネという騒々しい映画をみてきました。劇場で上演された舞台の映像化。途中休憩15分を含め3時間以上。人気が高く取れなかった公演は、こういう迫力のある映像でみるのも手かもしれません。
劇団☆新感線なので、ものすごく大げさに歌ってました。五右衛門は新太ちん。敵の総大将的な立場なのが北大路欣也さん。ラブ。松雪ちゃんとか森山未來とかが出てきて、テレビでおなじみのひとの威力を感じる。飽きさせない。江口洋介も出ていました。とにかく濃いメンバーの中で、川平滋英の怪優ぶりがすばらしかった。疲れを知らぬハイテンションぶり。あと高田聖子さんの地に足ついた変テコなきれいさがいい。橋本じゅんさんとかもね。新太ちんはさすが。だけど、北大路欣也さんが主役のたたずまいででてくるとちょっとどっちが主役をはっているのかわかんなくなっちゃって面白かった。浜の真砂は尽きねども世に白波の種は尽きまじのセリフのところは、所作も決まって相当かっこよかった。ど迫力過ぎの映画でおかしかった。

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2014年2月10日 (月)

鑑定士と顔のない依頼人

保険人保険のきかない歯をいれました。大事にしなくちゃ。

気になっていた映画、「鑑定士と顔のない依頼人」をみてきました。美術品鑑定士の物語かと思っていたら、姿を現さない女からの依頼というミステリーでした。師玉の。
オークションの一流鑑定士であるオールドマン。彼の言葉は大きな力を持ち、彼がかかわるオークションこそが一流品を扱うオークションになる。天涯孤独で友もいない、短気で気性の激しい彼。彼は、ひそかな楽しみを持つが故、人と関係は何もいらないのかと納得させられるのが、自宅の隠し部屋。その部屋の壁一面に、すばらしいものしかない女性の肖像画が飾られている。この部屋をみるだけでもこお映画をみてよかったと思う。固執狂の残酷な感じが面白い。オークションのパートナーであるビリーにも、この部屋のことはおろか一緒に鑑賞する気さえない。ビリーをオークション常連客にさせ合図を出し落札させる。ビリーは、自分のコレクションを増やすための手段であって友ではない。ビリーが自分の絵を一度でもいいからちゃんとみて欲しいとオールドマンに切々という様子が後々の伏線となってくる。
怪しいところはあちこちにある。屋敷の美術品鑑定を依頼するが決して姿をあらわさない女。オークショニアのオールドマンのプライドが許せなくなるギリギリのところで、一流の目利きにしか気がつかないものをすべりこませる。受けるはずのない、姿をみせない女、顔のない依頼人の仕事なのにどうしても手放せなくなる危険なモノ。15歳から外へ出ていないと告白する女、クレアへのめりこんでいく様はいかにも危ない。屋敷の前のカフェにいた小さい女の人は、いかにも何者かであると思わせる。わかっていながらもどんどん歯車が周り、用心深く美術品しか愛せない男を狂わせていく。ガラクタにしかみえない歯車。そんな部品が、歴史的発見ともいえる美術品と見抜く目を持つ。若い技師がそこに力を貸す。若者にはなぜか自分の愚かな恋の話ができるようになる。審美眼を持つ男だけの楽しみというプライドが、どんどん事実を見えなくしていく様が面白かった。用意周到なトリックを味わう映画ではなく、超一流の審美眼を持つ男が、己の目で見誤り完璧に破滅していく話であると思う。予測がつかない結末ではない。伏線が映像としてつみかさなっていくのがも白い。構図が一変する様は映像ならではの力であった。
全てをなくしたオールドマン。病院か施設なのか、車椅子に乗り口をきくこともない。そんな彼の頭の中で出かけている場所がある。クレアが唯一楽しい思い出がある場所と語ったチェコのカフェ。店中をうめつくす歯車というモチーフが残酷である。が彼女は現れるかもしれないとまだ信じている彼がいる。ありえないことだけど。それが愛なのか。
想像とは違っていたけれど、わたしにグットくるすごい映画でした。

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